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第百十六訓  心優しき男 ページ33

近『はい、そうですが。貴方は?』



近藤の質問に男は焦ったように答える。



村『申し訳ありません、急に。私は村田と申します。』



どうやらこの男は村田といい、年は四十代ほどだ。



そして土方は疑問に思ったことを聞いた。



土『アンタさっきAで反応してたが、Aの知り合いか何かか?』



土方の問いに村田は、はい、と頷き。







村『私は昔、前田家に仕えていた人間です。』






その言葉に土方たちは目を見開き、土方は村田を睨んだ。



昔、Aは家の人間に疎まれていた。



もしかしたらこの男もAを、そう考えたのだろう。



近『トシ!』



村『よいのです。その様なお顔をされるとは思っていましたので。それに、



  私は、竜輝様もA様も護ることができなかった、出来損ないです。』



村田という男は、悲しげにそう言った。



近『護る?一体どういうことですか?』



村『はい、お話します。確か、貴方方は竜輝様のお墓に行きたかったのですよね?



  ならば、お話は歩きながらにしましょう。ここから少し離れているので。』



それから、土方たちは歩きながら村田の話を聞くことにした。



村『私は昔、簡単に言えば竜輝様とA様の世話係でした。



  皆、旦那様の命令でA様を無視しろと、そう言われました。



  ですが、私にはできませんでした。なぜなら、



  A様は何も悪いことなどしてなかったからです。』

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設定タグ:銀魂 , 真選組 , 土方十四郎   
作品ジャンル:恋愛
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ヨッシー(プロフ) - アセロラ大福さん» 申し訳ないです!修正しました!ご指摘ありがとうございます! (2016年5月8日 22時) (レス) id: 938055d48b (このIDを非表示/違反報告)
アセロラ大福(プロフ) - すみません!訂正なんですけど第111訓の沖田のセリフの「(名前)姐」ってとこが「美乃姐」になってますよ!上から物言ってるみたいに聞こえたらほんとすみませんっ(;・∀・) (2016年5月8日 21時) (レス) id: 1fd2749c0b (このIDを非表示/違反報告)
妖桜(プロフ) - ヨッシーさん» テヘペロ♪← (2015年9月5日 6時) (レス) id: f87167202e (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - 妖桜さん» もうよくわからん♪← (2015年8月31日 9時) (レス) id: cbaaf4872b (このIDを非表示/違反報告)
妖桜(プロフ) - 爺さんとサボテンと私♪|7|7|〃|ズルッ…ヾ(´ー`)b スベッタ! (2015年8月31日 6時) (レス) id: f87167202e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨッシー | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyoui1/  
作成日時:2015年5月4日 15時

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