【銀魂】副長補佐は、甘党で…【土方十四郎】

第百十七訓　　エスパーって凄いよね ページ34

村『だから私はA様が幼い頃から、勉強を教えたりしてきました。



　 しだいに仲が良くなり、私の前で笑顔を見せてくれるようになりました。』



村田は嬉しそうに話し、そういえば、と土方たちに聞いた。



村『今でもA様は甘い物がお好きですか？』



土『今でも、ってことは昔から好きだったのか？』



土方の問いに頷き、村田は話し始めた。



村『A様が甘い物を好きになったのは、竜輝様が団子を買ってきた時でした。



　 確か、A様がそのとき食べていたのは、三色団子でしたね。』



土『！』



村田の言葉を聞いて、土方はあることを思い出していた。



昔土方がAに三色団子のことを聞いたとき、



『私が一番好きになった物だからさ。』



そう言ってたAの顔はどこか懐かしんでるような顔をしてた。



土『…なるほどな。』



納得した土方に対し、今度は村田が聞く。



村『あの、今A様に……恋人はいるのでしょうか？』



その途端、土方は顔を真っ赤にし、近藤はその土方を見てニヤニヤし、



近『恋人はコイツですよ、村田さん！』



土方を指差す近藤、何故か楽しそうだ。



土『おい！近藤さん止めろよ！』



村『おぉ！そうでしたか！という事は土方さん、まさか竜輝様のお墓に行って、



　お義兄さん妹さんを俺にくださいと言いに… 土『いや違うよ！？』』



村田の勘違いに土方の鋭いツッコミが入る。



土『ｔｋ、さっきも同じネタがあったんだけど！？何なんだアンタ！エスパーか何かか！？』

お礼→←第百十六訓　　心優しき男

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す