私が奏でる、恋の歌【歌い手】【部内恋愛シリーズ】【まふまふ】

3話 ページ4

〜真冬side〜


桜井 Aちゃん…か。

面白い子が入ってきたなぁw





でも、フルート吹きって、本当に似合っていると思う。


顔立ち綺麗だし、美人だし。



フルートも上手いのかなぁ。





ま「そうだな…とりあえず、楽器吹いてみてくれる？」


音色聴きたいし。





『あ、はい！わかりました！』



そう言ってAちゃんはドかな？の音を吹いた。




『〜♪』



…すごいな…。


何か、高音の楽器なのに耳がキンキンしないし、すごく暖かい音色。

心地よいビブラートも効いてる…。





これはかなりの腕前だぞ…。





あ「…すごい！すごいよAちゃん！！」


ま「紅音よりうまいんじゃない？w」


あ「ちょっと！w」



でも本気でうまいんだよなぁ…。



かなりコンクールで有力になりそうだぞ…。





あ「Aちゃんさ、これ吹いてみてくれる…？」



そう言って紅音が渡したのはコンクールの自由曲の楽譜。



ま「…え…」



これ、かなり難しい…。



多分僕がフルート吹いていてもできない…。

ましてや初見なんて…。





あ「まふ、これ吹けないでしょ(小声」


まぁ、ホルンだからね…←


楽譜に連符はあんまり出てこないからなぁ…。





そんな話をしていると桜井さんが吹き始めた。



『〜♪』



…すご…


あ「…吹けてる…まじか…」




ちょっと間違いはあるものの、初見でここまで吹けるのはすごい…。





『…はい！いやー、ちょっと間違えちゃいました…。』





パチパチパチパチ





いつの間にかほかの部員も見に来ていたみたいで、


どこからともなく拍手が起こる。





「すごい！」

「プロじゃんw」





そんな声も聞こえる。


いやぁ…たくさん努力してきたんだろうな…。




ま「すごいね…！」

あ「ほんとさやちゃんにソロ吹かせていいと思うよw天才w」


『いやいや私なんかにソロはさすがに…！』




今度のコンサートでソロ任せてもいいかもしれないな…。



先生にフルートソロがある曲入れてもらおう。






.






『やっぱり私は努力家じゃなくて…天才…なのかな…』



桜井さんがそんなことを呟いているとは知らずに、一人で考えていた…。





.






.







いきなりの闇

申し訳ございません←

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