私が奏でる、恋の歌【歌い手】【部内恋愛シリーズ】【まふまふ】

17話 ページ23

〜Aside〜

お風呂から上がると、そこには既に美桜と相川先輩がいた。

…まぁ、二人とも髪短いし、仕方がないよね。

…隣同士で座って楽しそうにしている二人を見て、少し嫉妬した。

いつの間に、そんな好きになっちゃってたんだ…。

そう思いながら部屋に戻った。





部屋に戻った後は、女子三人で会話していた。

相川先輩は、なぜか部屋の隅っこに体育座りをして、しおりで顔を隠している。

…何でなのかはわからないけどとりあえず可愛い。←


あ「でさー…って、真冬。そろそろ予定確認できたでしょ。」



紅音先輩は気になったのか、途中で話を打ち切って、相川先輩のもとへ近づいていく。

あ、あれ予定確認してたの？

相川先輩は未だに同じ体勢。なんか辛そう。

私が心配そうにしているのが分かったのか、美桜が声をかけてくれた。


み「相川先輩、たぶん大丈夫だよw気にしないでおこうw」

『あー…うん。』


そう言って、私の肩をポンと叩いた。

いや、励ましてくれるのはすごく嬉しいんだけど、すごいニヤニヤしてて正直気持ち悪i((

美桜は何があったのか知ってるのかな？

全く知らない私は、ただ相川先輩を見ることしかできない。



紅音先輩が相川先輩の持っているしおりに手をかけたその時。




ま「ひゃあっ！？ちょ、次の予定言うから下がって…。」

相川先輩が変な声を出して、やめろよと紅音先輩をなぜか避けている。

…鬼ごっこかな←

あ「何か怪しい…。」

み「紅音先輩、もっとやっちゃいましょう！」

『えぇ…』


何かあるんじゃないのと目を細める紅音先輩に、

それにノリノリの美桜。

私はただ困惑することしかできない。

やめろと叫ぶ相川先輩にも揺るがずに紅音先輩は相川先輩のしおりを取った。

すると、相川先輩は手で顔を覆って、後ろを向こうとしている。

え…


『顔真っ赤…』

まるでりんご飴みたいに真っ赤な顔になっている相川先輩。


あ「真冬やばw」

み「相川先輩大丈夫ですかw」


なぜか相川先輩を煽る紅音先輩と美桜に、

顔を真っ赤にする相川先輩。

さらに困惑している私。



カオス←




のぼせちゃったー？wとか大丈夫−？wとかよく分からないことを言う二人に、






ま「あーもううるさいっ！！次ごはんだから行くよ！！」



といきなり相川先輩が大声を出した。



何か、めちゃくちゃだけど…すごく楽しくなりそうだな。

一人で座布団に座っている私は、そう思った。







短いけど文字数((

新作です！→←大事なお話※必読（追記あり）

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