私が奏でる、恋の歌【歌い手】【部内恋愛シリーズ】【まふまふ】

16話 ページ21

〜美桜side〜


相川先輩って、Aのことが好きなんじゃないか。

入部当初からずっと思っていたことだが、聞くタイミングがなかった。



でも、今ベンチには私と相川先輩の二人だけ。

つまり…好きな人を聞くチャンスだなw



み「相川先輩って、好きな人いないんですか？」



私がそう切り出すと、相川先輩は大きく目を見開いた後、顔を真っ赤にした。



ま「そ、そそそんなことは…！」


耳まで真っ赤になってそんなこと言っても、説得力の欠片もない。←

やっぱり、相川先輩好きな人いるんだなぁ。

それがAだったらもっといいんだが。



み「え〜？誰ですか〜？w」

ま「だ、だからほんとにいないって！」


そう言いながらも相川先輩の頬は緩んでいるのがわかる。



み「今この場には私と相川先輩しかいないですし、教えてくださいよw」



そう言うと、相川先輩はそれなら…絶対に教えないでよ？とくぎを刺して、話し始めた。

お？これは教えてくれるパターンか…？



ま「ぼ、僕の好きな人は…」





.






.






ま「…桜井Aさん…です。」



そう言っている間も相川先輩の顔は真っ赤で。

血液足りなくなりそう←

でも、良かった。相川先輩の好きな人、Aで。

ほかの人だったら、と考えると少し怖くなった。



み「よかった…」

ま「え、何が？」


どうやらいつの間にか声に出ていたらしく、「何でもないですよ〜」と言ってその場をしのいだ。

相川先輩は、「ほんとかなぁ」と疑いながらも信じてもらえた。

その後も二人で話していると、



『…ふぅ…って、あ。美桜と相川先輩。』

あ「待たせちゃった感じ？ごめんね〜」



Aと紅音先輩が来た。

相川先輩は笑顔でなるべく普通に話そうとしているみたいだけど、さっきのことが引っかかっているのか、明らかに不自然だなぁw



『相川先輩、部屋行きましょう！』

ま「…そうだね！」


笑顔で話している二人を見ると、こちらまで癒されてくる。

やっぱり、私はこの"二人"が好きだなぁ。



そう思いながら、部屋までの道をたどった。





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お気に入り登録数30人、hit数3000hit突破ありがとうございます！

〜ここからちょっと雑談〜

これ読んでくださっている方って吹奏楽部の方もいるんですかね？

だとしたらコンクールってあと少しなんですかね…？

お互い頑張りましょう♪(ホルン吹きの変人←より)

いきなり失礼しました…。

大事なお話※必読（追記あり）→←15話

ラッキーまふまふさん

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