花言葉【イナズマイレブン短編】

君を愛することが【不動明王】　文鳥様リクエスト ページ7

Aさんは、無印３期の日本代表のマネージャーさんです。

不動side(無印3期ver.)

俺はAが好きだ。１人だった俺の傍に居てくれた。
Aの笑顔、仕草。全部に、惹かれた。
でも、俺は昔のこともあり、人を愛すること、そして裏切られることが怖かった。
告白しようとも何回か考えたが、昔…母親のことが頭を過る。

不動「チッ…」
A「不動君、どーした？」
不動「あ？なんでもねぇよ」
A「そっかぁ…辛かったら言ってね。私で良ければ、相談に乗るからさっ！」
不動「そりゃどーも」
A「いえいえー！じゃ、私マネの仕事あるから！またあとで！」
不動「ん」

手を振ってくるAに軽く手を振りかえすと、ニコッとされた。
…心臓がうるさい。バクバクいってやがる。
集中できないまま、練習して鬼道クンに怒られたしよ。
…全部、Aの所為だ。

A「綺麗…！」
不動「何してんだぁ？消灯時間過ぎてるぞ？」
A「しーっ！見てみて、星が綺麗だよ」

と、囁くA。可愛いんだが…そして俺達の前に広がるのは満天の星空。

不動「すげぇ…」
A「ねー、でしょ？」

くすっと笑うA。

不動「なぁ…A」
A「んー？」
不動「…お前にさ、昔のこと言ったよな」
A「うん」

そう、俺は信用できるAには過去のことを言っていた。

不動「それでな…俺、お前が好きなんだけどさ…怖いんだよな」
A「ふむふむ…私が好きに…って、えぇっ！？」
不動「おまっ！消灯時間！」
A「…ごめん…」

と苦笑するA。だけど、真剣な顔で俺を見てきた。

A「…私が好きだけど、好きになるのが怖いってこと？」
不動「あぁ…」
A「…大丈夫でしょ。私が、ずっとそばに居てあげる」
不動「…は？」
A「だ・か・ら！付き合っていいよ！って言ってるの！」

その瞬間、俺はAに抱き着いていた。

不動「…ありがと、やっぱお前で良かった」
A「…恥ずかしんですけど…まぁ、嬉しいよ！」

俺の恋は、まるで杏の花言葉の様な恋。
でも、Aが隣に居てくれるのなら、安心できる。過去にはもう、終止符を打とう。

杏の花言葉は『臆病な恋』

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