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「もう〜僕そういうAの表情に弱いんだから辞めてよね〜」




壁にひっついていた私の手を優しく掴んで



「あとちょっとだけだよ?」




「だったら私もここにいるから…」



「だーめ!」



真冬君は私をぐっと引っ張った。

そして、優しく抱き寄せると




「僕は君に生きていてほしいんだよ」




そう耳元で囁いた



私が真冬君の顔を見つめると




「まあ、でもこれくらいしたって許されるよね」


なんて意地悪そうな顔をした彼の手が私の後頭部に回って




「僕はいつだってAが大好きなんだよ」





唇に優しくキスしてきた。





「真冬君っ…」



「あーでも。もうキス出来ないかもしれないし…満足するまでしとくね?」



一瞬で離れたかと思ったら
真冬君がまた、少しだけ潤んだ瞳でこちらを見つめてそう言う。





「Aが僕のことなんて忘れないくらいにしてあげる…」









ぽたっと私の頬に溢れた雫はしょっぱくて


真冬君のだ。




「泣いちゃ…ダメなのに」





何回もチュッといろいろなところにキスしてくる



これじゃあ、真冬君の顔が見えない。

だけど彼は止めてくれなくて





「最後…最後だから」




って声が聞こえた時には

私の視界は真冬君の手で遮られて




「…僕のこと見つけてね」









さっきより長いキスをされた気がした

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Rmd(プロフ) - ぬこ丸さん» こんにちは。次の日、目は腫れなかったでしょうか( ; ; )?全作品感動していただけてとても嬉しいです!文才があると言えるとかにはまだまだ達していませんが、これからも是非読んでいただけたら嬉しいです! (2019年9月19日 22時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ丸 - こんにちは。おめめがなくなっちゃう(?)ほどボロ泣きしました。う”ぅぅ…。今までの作品見ました!実は全作品泣いています()その文才何処から来るんですか?これからも読みます。よろしくお願いします! (2019年9月16日 19時) (レス) id: 03a9afc29d (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - 海月さん» 海月さん読んでくださりありがとうございます!!いつも終わり方に悩んだりするのでそう言っていただけてとても嬉しいです^^そんなことを言っていただけると、書いてよかったな…と思います!! (2019年9月9日 23時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - ボロ泣きしました。とても面白かったです。他の作品も見たんですけど、どれも終わり方がすごく素敵でした。今まで占ツクで見た作品の中で一番良かったです!! (2019年9月9日 14時) (レス) id: 784ea94150 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - Cieloさん» 初めまして!!そう言ってくださってとても嬉しいです!!読んでくださりありがとうございました!!(^^)/ (2019年4月22日 22時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rmd | 作成日時:2019年2月16日 22時

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