君を惚れさせたい！【まふまふ】

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私のアルバムはちょこっとずつだけど、
何かが増えていく。




私が見てて確信しているのは、



何かにハマっていたってことだ。


特に、もうアルバムの半分以上が
そのハマっていたもので埋まっているのだ。





「Aのアルバム、てるてる坊主とか白いキャラとかいっぱいでてくるね」



真冬君が私のアルバムをみてそう言う





「たぶんだけど、私はこのキャラが好きだったのかな…」







まだ、何してるか…はわからないけど。


CDが見えたりするからたぶん
音楽関係の人ってのは確定。







だけど、さっき増えたページには

全く関係のないものが写ってて少し吐き気がしたよね。




赤で埋まってた。




まるで血みたいな赤






「怪我した記憶が強かったとか」



そう聞いてきた真冬君に私は首を横に振る



「違う…私…高校で怪我したことない」






口からさらっとでた言葉に
私は驚いた。




「Aって高校生なんだ？」





「えっと……たぶん」




思わず出た言葉だったけど、

私の年齢くらいは、思い出したようだ。




*



「Aさ、学校好きだった？」


唐突にそう質問されて
返答に困ってしまった。




「A…？」






「その…」





好きと言える気がしないのだ。



勉強が嫌だったとかそんなんじゃなくて

もっとなんていうか




会いたくない人が…
行きたくない場所がたぶんあったんだって思う。

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