【沖田総悟】不純物は愛をしらない (ページ7)

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４話ページ7

『おい！糞餓鬼!しばくぞ!』

キッと睨みつける。早めにこいつを片付けなければ男をつることができなくなるではないか。

「ほら言ったとおりでさァ。」

『あっ！』

慌てて口元に手をやる。くそ！またやってしまった!

イライラしているがこれ以上の失態は許されないことを悟った。

ショッキングなことが多すぎて表情筋が固まった私はひきつった笑顔をみせながら

『私のことを忘れてくださると幸いです。』

いきなり立ち上がりドアを思いっきり開き脱走。
警備がゆるんゆるんなため楽勝だった。
あー。そういえば相手のもう一人の女が部屋にやってきたときもこんな感じで逃げてたよなー。

辺りを見渡すと見慣れない公園についていた。
こんな純粋な子供達が遊ぶこの場所は少し場違いな気がしたがベンチに座りその光景を眺めていた。

『あーあ。疲れたなー。』

空を見上げながらこれからのことを考えていた。

まずはあの全財産なくなったアホ男。次に糞餓鬼。

私は心優しい女の子だから心配はしている。かわいそーなことしたなーとか新しいいい子がみつかるといいなーとか…。
まあ、そいつにしてやることなんてないんだけどね!

そして、糞餓鬼。あいつがいるとめちゃくちゃにされるから要注意人物。あいつを見つけたら逃げよう。
これで解決ではないか！

ルンルンな気持ちになると急に睡魔が襲ってきた。

あ、だめだ。おちる…。

こうして私は眠りについた。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

「こたちゃん…。こたちゃん…。」

肩を揺さぶられ目をこすり状況を確認する。

そして私は目を見開いた。

全財産貢いだあの男が怪しく笑っていた。

絶体絶命とはまさにこのことだ。

そう、大勢の男たちに囲まれていたのだった。

「お前らお金は後払いだ。このクソ女。ヤリマンだから犯しまくってくれ。何してもいいからな。」

そういってあいつは去っていった。

『は…。まじかよ。』

私の中にいる私が逃げろとサイレンを鳴らす。
急いで逃げようとしたけれど時すでに遅し、男に手を捕まれ、拘束されて逃げれない状況に陥ってしまった。

『離して!』

こんな抵抗は無意味なことはわかっている。
そしてリーダー格の男が私の体を舐め回すように見て私の頬を舌で下から上へと舐める。

「お前みたいなクソ女犯してみたかったんだよなぁ。」

息が荒い。気持ちが悪い。ヤダ。嫌だ。

『やだ！やめてよ！気持ち悪い!チッ。おい！離せ！死ね！』

あ。やば。

つんだ。