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私は知っている。
どんな声が好きか。
どんな仕草が好きか。
どんなことを言って欲しいか。
どんなことをして欲しいか。
どこの角度が可愛く見えるか。
そして.....
私はどれだけの価値があるか。
いつからだろうか。自分の魅力に気がついたのは。
みんなの憧れ、羨み、妬み、
それらともどもの
視線。これがたまらなかった。
一番好きなの?それはね...妬みかな。特に好きな人をとられたときの女の妬みの視線。
たまらない!!なんかね体の芯からぞくぞくするの!
だからね。私はこの価値、魅力を使って生きてきた。
自分が生活するために金持ちの男に貢いでもらったり、なんか刺激が欲しいなーって思ったら人のもの奪ったりして。
そうやって捻くれて生きてきたから本当の愛を知らない。
人の人生を終わらさてしまうほどの狂気に満ちた愛な知ってる。
もしかしてそれが本当の愛だったりして...。
大人になって愛とはなんだろうと考えだした今日この頃。
そんなときに現れた私の価値観を一変にひっくり返す人が現れた。
出会いは最悪で本性はバレるし、雌豚扱いされるし、おまけにこいつは年下。
「愛なら俺が教えてあげまさぁ。」
はっ。あんたみたいなガキが何語ってんのよ。
そんなガキにいろいろ学ぶそんな物語。
まあ、この私を落とせるわけなんてないんだけどね!!!
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作者名:りほ太郎 | 作成日時:2017年3月31日 21時