エプロン ページ22
「もう!翼っ!」
振り向くとやっぱり翼がそこに居た。
全く、急にやめてよね!
心臓に悪いじゃないっ!
「まあまあ、ごめんてば」
謝りながらも笑いを堪える翼。
そしてあっ、と思いついたように言った。
「もしかしてバイトできるの?」
うんっ!
ママが「やっても良い」って言ってくれたの。
…仕方なさそうにだったけど。
そう言うと彼はニコッと微笑む。
「じゃあ早速制服に着替えてきてよ。
奥の部屋にあるから。」
.
「可愛い…。」
更衣室の壁に取り付けてある鏡を見て呟いた。
そう、私が今着ているのはこのカフェの制服。
クリーム色のシャツに、ココア色のエプロン。
エプロンの胸元には、このカフェの名前が筆記体で刺繍されていた。
ドキドキしながら更衣室を出ると、翼が近くの壁に寄りかかって待っていた。
「着替え終わったよ。」
こちらを向いた翼はじっくり私の姿を見る。
恥ずかしい…。
「似合ってるよ。」
更にはその美貌に笑顔を向けられる。
急に心臓の動きが早くなったような気がした。
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小町(プロフ) - 紗奈#さん» コメントありがとうございます。この量を一気に読んで下さったなんて…!ありがとうございます!とても嬉しいです(^^) (2020年6月7日 9時) (レス) id: 63d7c9df99 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈#(プロフ) - 面白かったです。いっきに読んでしまいました。素敵な作品をありがとうございます! (2020年6月7日 9時) (レス) id: 46788b93a7 (このIDを非表示/違反報告)
小町(プロフ) - あおいさん» コメント欄だとチャットになってしまうのですが…。ボードに来て頂けませんか?あと個人ページのトップに書いてある通り、申請する事を事前に教えて下さい。あ、タメ口OK! (2020年5月19日 9時) (レス) id: 63d7c9df99 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 友達申請許可、ありがとうございます! これからもよろしくお願いいたします。 よろしければ、タメ口でもいいですか? (2020年5月19日 9時) (レス) id: 331ddf8f4c (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - こんな駄作者のあおいですが、小町さんに憧れているので、友達申請、させていただきました。 よろしければ友達に……。 (2020年5月19日 9時) (レス) id: 331ddf8f4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小町 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hopwe021/
作成日時:2020年5月6日 5時