ノイン・レクレシオス〜煌めく希望を取り戻せ〜

第８話 ページ10

沢村サイド

ヴォルフの奴…！

また咲夜を乗っ取りやがって！

明世「皆、行くよ！精霊・ソルよ！」

東条「精霊・ヴァンよ！」

沢村「精霊・フラムよ！」

金丸「精霊・エレキよ！」

春市「精霊・リーフよ！」

降谷「精霊・マーレよ！」

倉持「精霊・セインよ！」

御幸「精霊・ナイトよ！」

８人「我、汝と契約せしもの！我が身に宿り、その力を解放せよ！」

俺達は変身し、ヴォルフと戦う。

しかし、ヴォルフの動きが前より速くなっていた。

沢村「くそっ！」

降谷「…当たらない！」

春市「何で、動きが速くなってるの…？」

倉持「…咲夜の心の闇が大きくなってるせいだな。」

明世「確かに。でも、突破口はありますよ。」

金丸「突破口？」

明世「うん。あのね…」(ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ…)

東条「なるほどね！」

御幸「それなら、俺と倉持に任せな！」

倉持先輩と御幸先輩はヴォルフの方へ。

倉持「咲夜…聞こえるか？お前、このまま、絶望してていいのか？」

御幸「お前は全ての希望を守る…希望の母神だろ？」

倉持・御幸「戻ってこい、咲夜！！」

ヴォルフ「！！負けたよ。君達の純粋さには。」

ヴォルフが諦めた！

ヴォルフ「まぁ、今回は簡単に返すつもりはないよ。彼女が立ち上がるにはしばらく僕の力が必要みたいだし！あ、流石に君達に負けたし、咲夜ちゃんを傷つけることはしないさ！」

倉持「ヴォルフ…テメェは一体、何なんだよ？」

ヴォルフ「闇の力を扱う君ならわかるはずさ、御幸君。僕の存在する意味が」

御幸「！！咲夜の心の闇の化身ってことか？」

ヴォルフ「御幸君、正解！」

明世「てことは、咲夜の心の中にいつでも存在するってこと？」

ヴォルフ「当たり前じゃん！しかも、咲夜ちゃんの心の闇が増えるたびに僕の力は強くなる。まぁ、こんな力、君達相手には何の役にも立たないけどね。実際、今日は君達に負けたわけだし」

沢村「あっさり、負けを認めるんだな。」

ヴォルフ「まぁ、前に『神聖の女王』が出てきた時点で負けは決まってた気もするけどねー」

じゃあ、さっさと返せばよかったのに！

ヴォルフ「つまり、僕ができるのは咲夜ちゃんを乗っ取ることだけさ！」

…ホントにそれだけなんだろうか…？

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