第23話 ページ25
咲夜サイド
心響の歌姫『さて、長い時間ここにいた為に、この空間が歪み始めました。ですが、今の状況でここから出るのは不可能です』
咲夜「そんな...」
倉持「どうすりゃいいんだ?」
心響の歌姫『あなたは、太陽のレクレシオスが暴走した時、風のレクレシオスがどうやって止めたか、覚えていますか?』
倉持「!!そういうことか。咲夜…」(ギュッ)
咲夜「っ!!///」
明世も、こんな感じだったのかな。
倉持「歌ってくれ…咲夜…」
咲夜「もちろんです」
きっと、今なら奏でられるから。
すると
心響の歌姫『本来ならそれで、止まるはずなのですが...今回はその上を行くことをしなければ無理のようです』
その上を行くこと...?
心響の歌姫『その上で、歌を奏でなければ』
ま、まさか...///
咲夜「そ、それって...///」
倉持「!!まさか…キスしろってことか?///」
心響の歌姫『そういう事です。キスは愛する人へ、愛の気持ちを行動で伝える中で1番気持ちが伝わりやすいのです』
そうなんだ。
心響の歌姫『だからこそ、そうしなければ咲夜の心に眠る僅かな不安はとけませんよ』
咲夜「俺の、不安?」
心響の歌姫『誤魔化してはいけません。あなたはまだ心に不安を抱えている。その状態では、ここは出られません』
倉持「咲夜...」
心響の歌姫『さぁ。時間がありません。急がないと』
倉持「じゃあ…準備はいいか?咲夜…///」
咲夜「は、はい///」
とは言ったものの、心の準備ができてねぇよぉ!
倉持「いくぞ…///」
そう言って洋一先輩が目を閉じ、顔を近づけてきた。
咲夜「...//////(何だろう。この温かい気持ち///)」
そんな事を思いつつ俺も目を閉じた。
そして、唇が重なった瞬間。
何かが体に流れ込んでくる感覚がした。
それと同時に
咲夜「...んっ///」
いつもより深く口付けられる。
すると、周りが光ったのが、目を閉じててもわかった。
心響の歌姫『時は来たれり。今こそ奏でましょう。彼方へ響く希望の歌声を』
そう言われて、俺達はそっと唇を離した。
咲夜「奏でるよ。俺の、今1番洋一先輩に伝えたい気持ちを」
倉持「咲夜…///」
大丈夫。今なら奏でられる。
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カノ(プロフ) - おおっ、こんな展開だったとは!これからも本編が気になってきたよ!頑張ってね! (2017年12月17日 17時) (レス) id: 3df295417f (このIDを非表示/違反報告)
カノ(プロフ) - か完結しましたね!本編がものすごく楽しみですね!これからも頑張ってね! (2017年12月12日 20時) (レス) id: 3df295417f (このIDを非表示/違反報告)
カノ(プロフ) - 続きがものすごく気になりますね、ワクワクしてきたよ!楽しみだよ♪これからも頑張ってね! (2017年12月10日 22時) (レス) id: 3df295417f (このIDを非表示/違反報告)
カノ(プロフ) - 続きがものすごく気になりますね、これからも頑張ってね!ワクワクしてきたよ! (2017年12月10日 22時) (レス) id: 3df295417f (このIDを非表示/違反報告)
カノ(プロフ) - 続きがものすごく気になりますね、これからも頑張ってね! (2017年12月10日 20時) (レス) id: 3df295417f (このIDを非表示/違反報告)
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