転移？したなら…とことん楽しんでやるぅ！！！【RKRN】

38話 ページ40

『忍術学園を荒らし貴方たちに危害を加える存在を天女というのか、それとも空から光とともに現れた存在を天女というのか、はたまたその両方なのか』








少し間を空けてから私は言ってやった


『もし前者と後者が天女だと決めつけるのであれば私は天女ではない！！！！！！
私はただ空から落ちてきたごく普通の一般人だから！





そもそも私は前の天女と違い貴方たちの事を全くと言っていいほど知らないし、忍術学園が大好きで大切だから壊すつもりは1ミリもない！！！！



私の事を"天女"だと思うのならば、直接関わりに来なさい！そして私の事を知ってから天女かどうか決めろ！

誰がなんと言おうが私はここで働き忍術学園をもっと過ごしやすく楽しい場所にしてみせるんだから！！！！



以上で自己紹介は終わりです。ご清聴ありがとうございました！！！！』



最後に綺麗なお辞儀をかましてさっさと台から降りようとした瞬間







？「危ない！！！！」



『はっ？、うわっ！！！！！』


どこからか手裏剣が飛んで来た









名も分からない誰かさんのおかげで怪我はしなかったものの、心臓が止まるかと思った




『あぶねえな！！！！私は普通の一般人だと言ってんじゃねぇーか！
怪我したら血は出るし普通に痛いんだよ！！


お前らも心と体両方の痛みを知ってんだろ！だったらそれを人にするじゃねぇー！！！！！





今のお前らのしてること前の天女と同じだからな馬鹿野郎！！！！！』





生徒たちに言うだけ言って私は素早く降りて先生方の後ろに隠れた
また手裏剣を投げられたら、たまったもんじゃないからな



こうして全校集会は私の自己紹介が終わったと同時に各自解散となった



















(まって、よくよく考えたら最初の方は上手く話せてた気がするが！！最後の方なんか言葉使い全く気にしなかった、、、！！！！やばい前の天女と同じだと思われたらどうしよう！！)

手裏剣投げられた後に関しては怒鳴りつけてしまった…






やらかしたと思い少し凹んでいたら後ろから強烈な痛みが私を襲った
バシンッと私の背中から聞こえ、誰かが私の事をおもいッきり叩いたのだと理解した





『いってぇな！！！！！！！！なにすんだよ！！！















は？



仙ちゃん！兵助！』




私が振り返ったら叩いた本人はへらへら笑っていて、兵助はどちらかというと申し訳なさそうに眉を下げていた

兵助はともかく、仙ちゃんお前は許さないからな

39話→←37話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す