闇AUの新メンバー！8 (ページ16)

今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:25,674 hit

文句を言ってもページ16

*

いつも同じ特訓場所で、これで使用するのは4回目のくじ引き。

皆それぞれ2つ同じ番号の書かれた割り箸をくじ箱
から取り出す。

次は私の番だ。

いつもならナイトメアが当たらないように祈るが、
今回は……

『ナイトメアが当たってもOK〜！』

そう言いながら、番号の書かれた割り箸を取る。

ｷﾗ「あれ、いいんだ？」

ｸﾛ「今日もまた祈るのかと思ってたんですが…」

ﾅｲ「どういう風の吹き回しだ？」

『なんとなく、かな？』

理由はこれといったものはない。

ただ今回は、別に当たってもいいと思っただけだ。

ただそれだけ。

ﾅｲ「…まぁいい、1番は即座に手を上げろ」

ｴﾗ「なんだ、照れてやがんのか？」

ﾎﾗ「茹でたこになったら教えてくれ！」

ﾅｲ「照れてねぇよ！茹でたこにもならん！！」

2人に怒りつつ、ナイトメアは手を上げる。

茹でたこが食べたいと目を輝かせているホラーもだ。

もう1人は……

ｷﾗ「えぇ〜！タコとホラーとかぁ」

『おぉ、あまり見ないコンビだね！』

ﾎﾗ「コイツらとコンビなのは嫌だけどな」←

ﾅｲ「頭割れてる奴が何を言うんだか……次、2番手を
上げろ」

ﾏﾀﾞ「ん、俺」

『はいはーい、私も2番！』

元気よく言うと、マーダーとクロス、エラーは吃驚した。

『あれ、どうしたの？』

ﾏﾀﾞ「い、いや、まさかAが相手とは全く予想もしてなかったから…」

ｴﾗ「それよりもだ！昨日も相手だったクロスが今回も相手なんだが！？」

ｸﾛ「それは俺も言いたいですよ！エラー先輩がまた
特訓相手だなんて…！」

ﾅｲ「くじ引きというのはそういうものだ、文句言っても変更してやらんぞ」

ナイトメアはニヤッとマーダー達を見て笑う。

マーダー達は悔しそうにしている…。

『とりあえず、特訓始めよう？ね？』

ｸﾛ「そ、そうですね」

ｷﾗ「じゃあ各自に別れようか」

キラーの言葉に頷き、マーダーを連れて他の皆とは
結構の距離をとった場所まで移動し、マーダーと
向き合う。

『マーダー、心の準備はできてる？』

ﾏﾀﾞ「あー……そう、だな」

『本当に？』

ﾏﾀﾞ「……すまん、嘘をついた」

マーダーは私から顔を逸らす。

『全然いいよ。もう少ししてから始めよっか』

マーダーの隣に並んで、背中をさすってやる。

少し体が震えている気がする。

緊張をしていて震えているわけではなさそうだな…

聞いてみるか。

『ねぇマーダー、どうして震えているの？』

*