譲り(※コラボ突入) ページ30
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油断していた。まさか移動しながら避けていたのは私に血を踏ませて麻痺させる魂胆だったなんて…。
足がよろけて、私は尻もちをつく。感覚が失せて立ち上がろうにも立ち上がれない。
ステラちゃんはゆっくり近寄り、前にしゃがむ。
ｽﾃ「すみません、痺れますよね…。ですが、これで貴方は何か1つ学んだでしょう。」
『うん。私なりに色々作戦を考えたつもりだったけど、調子が乗りすぎたみたい…。最後に罠があるなんて思ってもみなかったし』
ｽﾃ「Aさんはもう少し警戒を持った方が良さそうですね。それで、勝利条件の一撃はどうなさいますか？」
『え？もうステラちゃんが勝ったんじゃ…』
ｽﾃ「私はただ血を毒にして弱らせ、隙を作っただけなので一撃という事にはなっておりませんよ。私達はまだ戦いの最中にあたります。
そしてAさんは武器を手に持っている…。私に攻撃を与えるチャンスがあるのです。」
ステラちゃんは私が持っているピコピコハンマーを指をさす。
そうか、チャンス……。
私はジッとピコピコハンマーを見つめて、勝ちを貰うか譲るかをよく考えた。
その結果、私はステラちゃんに差し出した。
ｽﾃ「？…もしや、譲ってくださるのですか？Aさん、あんなにも勝ちたがっていたのに…。」
『そりゃ勝ちたい気持ちはあるよ。今でも。』
ｽﾃ「でしたら、自分のお気持ちを優先しても……」
『大丈夫！ステラちゃんだって大人しく攻撃される訳にもいかないでしょ？それにたとえ負けても強い君に習得させてもらえる。悔しいだけじゃないよ』
そう言ってまた少しピコピコハンマーを近づけ、遠慮気味に受け取るステラちゃん。
ｽﾃ「…不思議です。私と同じ環境にいたはずなのに、こんなにも違う。貴方は明るい方ですね」
『あはは、よく言われるよ』
ｽﾃ「ふふ。それではこの1戦の勝利は私が有難く貰うとして、解毒薬を飲みましょう。そしたら指導の方もしっかり務めさせていただきます。」
お辞儀をして、ピコピコハンマーで私の頭を優しく叩いた。
これで対戦は終わりだね。
ｲﾝ「Aちゃ〜ん！」
『あ、インク！』
こちらに駆け寄って、インクは私の手を握る。
ｲﾝ「よく頑張ったね！偉いよぉ〜！！」
『おぉ、そんなに褒める…？』
ｲﾝ「当たり前だよ！逆にそこまで褒めない方が可笑しいくらいさ！」
真剣な目つきでインクは答えるもので、純粋に嬉しくなった。
『…そっか。ありがとう！』
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ホチャ(プロフ) - タブレットのぺるさん» ですねですね🤗✨ (2023年3月10日 23時) (
レス) id: 7d4a19d09e (このIDを非表示/違反報告)
タブレットのぺる - まあ占ツクに居るからいいかな…って←← (2023年3月10日 22時) (レス) id: 06b7525e90 (このIDを非表示/違反報告)
ホチャ(プロフ) - ぺるさん» あっ分かります…！！私も周りにAU好きの子いないんです🥺← (2023年3月10日 21時) (レス) id: 7d4a19d09e (このIDを非表示/違反報告)
ぺる - au友がいないんです←←誘え (2023年3月10日 21時) (レス) @page50 id: 64abccb79c (このIDを非表示/違反報告)
ホチャ(プロフ) - 美幸さん» お〜！それはありがたい、です！！(((真似するな) (2023年3月10日 20時) (レス) id: 7d4a19d09e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ホチャ | 作者ホームページ：闇AUの絆、深めてやるぞ☆←
作成日時：2022年11月2日 16時
