闇AUの新メンバー！9 (ページ38)

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番外編:ハッピーホワイトデー7 ページ38

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ｿﾙ「あ、まずい…！クロス隠れた方がいいよ！」

ｸﾛ「？…どうしてですか？というかなんで俺の名前を知って…」

ｿﾙ「いいから早く！」

『クロス、ここは従った方がよさそうだよ。だから
ちょっとごめんね』

ｸﾛ「え」

クロスの背後にポータルを作り、トンと肩を押して
ポータルの中へと無理やり入らせる。

ドサッという音が鳴ったタイミングで、女の子も
こちらにたどり着いた。

その女の子は学生らしく制服を着ていて、ふわふわとした髪型をしている。

見た目的に私と同い年に見える。

?「あれ？今なにか音がした？それにクロスみたいな骨がいたような…」

どうやらこの女子学生ちゃんもクロスを知っている
らしい…。

ｿﾙ「気のせいだよ。それよりこの子に自己紹介は
しなくていいの？」

ﾘﾑ「そうだね。はじめまして！私はリムだよ」

『はじめまして〜私はAだよ！よろしく！』

ｿﾙ「2人ともはじめましてじゃないけどね…」

ﾘﾑ「ん？なんか言った？」

ｿﾙ「ううん、何も言ってないよ！」

そう言ってソルムは笑顔を見せる。

そんなソルムに少々疑いを感じるが、またもや遠く
から声を上げる者が6名…

別世界のｷﾗ「リムちゃ〜ん！置いてかないでよ〜！」

ﾘﾑ「キラー達だ！」

『なっ、なんてタイミングに……じゃ、じゃあ私もう
帰るね！バイバ〜イ！』

ﾘﾑ「え！？ま、待って！」

ギュッと手を握られ、止められてしまう。

『リ、リムちゃん…？』

ﾘﾑ「ごめんね、止めてちゃって……その、またいつか
会えるよね？」

不安そうな顔をして見つめる。

答えはもちろん…

『…当たり前だよ。絶対また会おうね！』

それだけ言って、握られる力が弱った時にソッと
手を離してもう一度ポータルを開き、私は急いで中へと飛び込んだ。

綺麗に着地をして、息を吹く。

『ふぅ……ギリギリセーフ！』

ｸﾛ「ギリギリセーフじゃないですよ。まったく…」

隣を見れば、むくれているクロス。

『あ〜ごめんよ！好物作ってあげるから許して！』

ｸﾛ「！…許します。」

『やったね！そうと決まれば早くアジトに帰ろ！』

先に立ち、クロスの手を引いて立たせてやると、
リムちゃんに止められた時に繋がれた手の光景を思い出す…。

あの時、どこか懐かしくも感じたな。

ｸﾛ「…A？どうしました？」

『いや、なんでもないよ！さ、行こうか』

誤魔化して、私は歩き始めた。

*