《NARUTO》 闇に囚われる少女 〜うちは一族と私〜(番外編)

鎖少女13 ページ14

ー〈どこかの洞窟？〉


？「おい……こいつ…うちは…のか？」


？「だって……うちはに……たし…」


A「(こいつら…誰だ？話から察するにうちはを狙うものか…)」


目の前の奴らは、両方男だ…私に背を向けこそこそ話している。


丁寧に縄で縛ってあるが私には無意味…



バレないように少しずつほどいていく…


もちろん目は瞑ったまま…


男1「でも、なんでこのガキ…鎖なんて付けてんだ？」


一人の男が振り返り近づいてくる…


動かしていた手を止める…


男2「それだけ力が強いってことだろ？いいじゃねーか！！それに、こんなにガッチリついてるんだ。動けるものも動けねぇだろ？」


ー『ガッ』


Aの頭を掴む…


男2「顔も上出来だし…後は、写輪眼を開眼すれば…！！」


すると…




『ドゴォォォォォォォォォォン！！』



男1「！？」



男2「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ"！！」



Aの頭を掴んでいた男がぶっ飛んだ…



A「汚らしい手で、私にさわんな…。ああ、後、言いたいことはそれだけか？って、もう喋れないか…」


男1「な、なんでお前…手が使えるんだ！？」


A「あれ位解けなくてどうする？［俺］は今、機嫌が悪いんだ…せっかくいい気分だったのに…」


ー『ペタ……ペタ……ペタ……ペタ…』


男1「く、来るなぁぁ！！この、化物！！」


男はAが近づいてくるにつれ、後ろに下がる…そして…


ー『ドンッ』


男1「！？」


壁際に追い詰められ、身動きが取れなくなってしまった…



A「お前達は、俺をうちはの者だと思ったらしいが、それは間違えだ…」



男1「ま、間違えているだと？」



A「俺は…うちはではない…。
［私］は………





……［化物だ］…」



目が怪しく光り、狂気に満ちた笑みを浮かべていた…

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