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莉犬side
その後、教室に入るなり沢山の女子に囲まれた
やっぱ女子って面食いだよなぁぁ
そう考えながらも得意な作り笑顔で1人ずつ対応していく。
席に着いてもみんな着いてきて質問攻めだった。
俺だって女と遊びたいわけじゃない。
男友達欲しいのに女達のせいで友達減りそ……
女1「莉犬くんって好きな女の子いるの〜?」
ピクッ
『い、居ないよー?』
女1「え!?彼女は?」
『少しだけ付き合った子なら居るかな。』
女2「えー!意外だなぁ。」
女子の猫なで声が少し邪魔に思っていたら、
ガラガラッ
Aちゃんが教室に入って来た。
その辺で喋っていた男子共がみんなAの顔を見るなり釘付けになった。
そして、こっちに来るなり困った顔をしていた。
なんなんだろうと思って視線の先を見ると
あぁ、察し
女子たちが席を占領してるんだね。
女子に声掛けてるのに無視されてて……
いても立ってもいられなくて声をかけた。
り「Aちゃん!席隣だね!おいで!」
Aちゃんは大な目を更に大きくして固まった。
その後、我に返ったように席について俺の方を見た。
『ありがとう。よろしくね!ニコッ』
り「っ///////」
笑顔可愛すぎだろ……
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