赤色の犬と普通な私 (ページ13)

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映画を観終わって家まで二人で歩いていたら、

莉犬「あれ、Aちゃんじゃん！」

誰だろう？と思って振り向いたら、
私服姿の莉犬くんがいた。
いつもは制服だからなんだか雰囲気が違っていてびっくりだった。

『莉犬くん！』

こんなとこで会うなんて思いもしなくて嬉しくなっちゃった。

莉犬「家この辺なの？」

『そうだよ。莉犬くんは？』

莉犬「俺あの駅の方。友達んち行ってたんだぁー」

『そうだったんだ！』

やばい、顔赤くないかな…(汗)
そう焦っていると、

莉犬「ねぇ、連絡先交換しよ！」

びっくりしたけど、嬉しくて
感情ごたごたしてたけど、

『え？いいの？//嬉しいﾆｺｯ』

莉犬「やった！ありがと//」

ー交換ー

莉犬「じゃ、またね！」

『うん！ばいばい！』

しまった…！
何か忘れてると思ったら、

莉子「終わった？」

『うん、ごめん』

莉子の存在忘れてた…＼(^o^)／

ま、そんなことは置いといて

連絡先じゃぁん！☆☆

うれしー

一人で喜んでいると

莉子「…ﾆﾔﾆﾔ」

『？なに？』

莉子がニヤニヤしながらみてくる。

莉子「好きな人、莉犬くんかぁ、まぁ、がんばれよ」

莉子に心を見透かされた…
事実すぎて言い訳できない…

『はぁ？そんなことないし//』

長年一緒にいる仲だな
すぐばれちゃった、

莉子「バレバレ」

『まぁ、そうだよ！付き合えるわけないけど…』

莉子「はぁ、頑張れ」(よっぽど両思いだっつーの。)