130話 ページ43
貴「あれ?⋯あの子」
光くんを呼ぼうと振り返ったら見たことの無い制服を着た女の子がいた
光「どうかしましたか?」
貴「あそこの⋯誰だろ?」
光「ウチの制服じゃないっすね」
貴「何してるのかな?絵を書いてる⋯?」
葵「A!源くん!どうしたの?」
貴「葵!茜くん!あのねあそこで絵を描いてる女の子⋯あれ?」
光「いなくなっちゃいましたね」
葵「女の子がどうかしたの?」
貴「それが⋯ウチの制服じゃなかったの。だから不思議だなぁって」
茜「知らない制服の女の子⋯」
葵「それで絵を描いてた⋯それって」
葵・茜「「シジマさんが出たんじゃない?」」
貴「シジマさん?」
葵「うん!美術室のシジマさん。昔ねとっても絵の上手な女の子がいたの。卒業前に死んじゃったけどね」
貴「!⋯それがシジマさん?」
葵「そう。シジマさんは死んじゃって幽霊になった今でも校内で大好きだった絵を描き続けてるらしいよ」
貴「どうして死んじゃったの?」
葵「それがね⋯シジマさんは絵の道に進むのを家族に反対されてたんだって⋯絵が描けるのは卒業するまで。だから死んじゃったんだって」
シジマさん「はぁ⋯失敗作。描き直しね」
その言葉と同時にシジマさんは葵と茜の絵をカッターで引き裂いた
ピシッと音を立てると葵と茜くんがバラバラと崩れていく
貴「え?葵⋯茜くん?」
光「先輩!離れて!なんだこれっ」
貴「何⋯どうして」
な、なんで
貴「キャー!!!」
ミ「ひゃっ!」
普「何!?何かあったの?」
光「先輩たちが⋯」
駆けつけてきたみんながバラバラになった2人を見て言う
ミ「な」
普・ミ・佐・横「「「「なーんだ!」」」」
光「は?」
横「割れちゃっただけじゃーん」
佐「ね」
ミ「すごい声出すからびっくりした」
普「大丈夫だよ。すぐに元通りになるから」
貴「え?え?待って⋯みんなどうしてそんな普通みたいな顔してるの?」
こんなの普通じゃない
山「そりゃあ別に珍しい事じゃねーし」
普「ねー」
光「なんだこれっ⋯おかしいだろ。こんな⋯」
怖くてギュッと光くんの服を握る
光「!」
貴「光くんも⋯光くんも思うよね?おかしいよね?こんなの普通じゃないよね?」(ウルウル
光「先輩⋯」
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らい(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしています。更新は大変だと思いますが、自分のペースで頑張って下さい。応援しています。 (2020年1月31日 3時) (レス) id: 19cc590829 (このIDを非表示/違反報告)
黒酢 - めちゃくちゃ面白いです!!!更新頑張ってください! (2020年1月24日 15時) (レス) id: b9e11986f5 (このIDを非表示/違反報告)
珠菜(プロフ) - とても面白かったです!普くん大好きな夢女なので私にはピッタリな小説でした(´∀`)なんでこんなに評価されてないんだろう?と不思議に思うくらいです。体調にはお気をつけて、これからも頑張って下さい!更新楽しみに待ってます!! (2020年1月14日 17時) (レス) id: 93515d92f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年1月14日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2020年1月7日 22時