169話 ページ33
貴「そっか⋯うん。私頑張って見る!」
でも、それで私が花子くんの本当を引き出せなかったら⋯
光「俺も全力でサポートスルっす!」
貴「そっか!そうだね、ありがと!」
ミ「ね〜後ろうるさい〜」
貴「結構登ったね」
光「ここが非常口なのか?」
シ「いえいえ。でもここまで来れば良く見えますよ。あちらをご覧下さい〜」
光「?何も見えねーぞ」
パチンっ
シジマさんが指を鳴らして3秒経つ頃には
「「!?」」
貴「あそこって月!?」
シ「はい。あの月は世界が完成する間際。本の数分だけ夜の帳の向こうから現れる。文字通りの非常口です」
貴「どうしてあんな所に」
シ「不測の事態に備えて毎回非常口は設定しているんですよ。場所はいつも変わります。共通しているのは"主役"に設定された存在が到達できない場所⋯ということ」
貴「というとー?」
シ「今回それが月に設定されたのは⋯三番よりもあなたの意思が反映されたんでしょうねぇ⋯
七番様」
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癒秘松(プロフ) - 面白いです!頑張ってください! (2020年2月15日 21時) (レス) id: 362f189d15 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 続きが気になる! (2020年2月10日 1時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
むゆな - 続きが気になる!変更頑張ってください! (2020年2月2日 23時) (レス) id: 5be02e72aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2020年1月31日 19時