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秘密《ツリメ》 ページ2

(飲み過ぎた…)

ふらふらする頭で夜道を歩く。
隣には、彼氏であるそらと、ツリメ。
今日はアバンティーズでぱーっと飲もう!てことになって、今まで外で五人で飲んでいた。
これはその帰り。

えいちゃんとりっくんとは駅で別れて、
本当はそらと私で帰るつもりだったけど、酔いつぶれたそらを見て、"心配だから"とツリメがついてきてくれた。

三人とも酔いが回っているからか、いつもにも増してテンションが高い。
くだらないことで盛り上がっているうちに、家に着いた。

ふらふらのそらを担いで、ツリメが先に部屋に入る。
ぐっと伸びをして寝室から出てくるツリメ。

「ごめんね、運ばせちゃって」

「君の彼氏爆睡だよ」

苦笑する彼に"すみません"と頭を下げて、靴を脱ごうとストラップに手を掛けた時、

グラリ、と視界がくらんで、

「A…!?」

支えようとしてくれたツリメと共に床に倒れ込む。

ツリメが上で、私が下。

少し頬が赤いツリメと目が合って、
息がかかるほどの至近距離に鼓動が早まる。

彼の指が、火照る頬に触れたと思えば、
そのまま、


キスされた。


唇が離された後、驚いてツリメを見れば、
虚ろな目をした彼の口が、小さく"ごめん"と動いた。

(もう遅いよ)

それから、私の上から退いて、

「酔った大人の事故って事で、そらには秘密ね」

と耳元で呟いた。

放心状態の私に、"じゃあね"とだけ言って出ていったツリメ。
バタン、と閉まるドアの音だけが部屋に響く。


ほんの一瞬、
それは一秒にも満たない出来事。

彼と私だけの、秘密。

(全部、お酒のせいだ。きっと。)

賞味期限《ンダホ》→←カンセツキス《エイジ》



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クロハ(プロフ) - ありがとうございます…最高です… (2017年8月7日 14時) (レス) id: 6a4238f2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ - ありがとうございます(´;ω;`) (2017年8月4日 18時) (レス) id: 874f7f8e04 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - クロハさん» わかりましたー! (2017年8月4日 15時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
クロハ(プロフ) - またまた失礼します(*´-`)エイジ君で甘めなのお願いできますか? (2017年8月4日 2時) (レス) id: 6a4238f2b9 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - 翡翠さん» 本当ですか!そういっていただけて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします! (2017年8月1日 20時) (レス) id: 60b5c0e445 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瀬名 郁 | 作成日時:2017年4月7日 21時

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