一夜の過ち。後編 ページ7
「Aちゃん……
……うん、やっぱり熱あるよね」
と臨也様の手はいつの間にか、私の頬からおでこに位置していた。
「え…?」
*************
(ベットに直行)
「…あの、大丈夫ですので、もう…」
と私が自分のベットに横になり
私のベットの横に座る臨也様に言う
「…駄目だよ。ちゃんと安静にしないとね?」
と臨也様は濡れタオルを私のおでこに当て置いた。
「……はい。」
と私は、熱があるといえどそう、えらくない私からしたら今の状況がとても申し訳なかった。
「ごめんなさい…あのもうお部屋に戻って頂いて…」
「…こんな熱に浮かされた子を一人部屋においておく分けないだろう…?…馬鹿だね。何でそんなに今ある状況を拒むのかな?」
と笑みを作りながら少し悲しさそうな不思議そうな表情を見せながら私の目を見て話す。
「何故……何故、…私は、……
_…好きな人に嫌われたくない…か、ら…」
と私は迫り来る睡魔に勝てずそのまま目を閉じた。
……
その後、臨也は、「お休み」
と言い立ち上がり、
Aの頬にキスして
その場を去った。
***************
「嫌われたくない……か。」
とAの言葉を思い出しながらリビングに向かって歩く臨也。
(…好きな人ね………
……
そういえば俺、何で…Aに対して、頬にキスなんてしたんだろ………
……)
とそれを考え立ち止まる。
(…Aちゃんには黙っておこう)
とクスッと笑ってまた歩き出した。
ーー
後日。
熱はすっかり下がったAは
普通に朝起きてきて普通にご飯を食べたのでした。
31人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒崎沙夜子。(プロフ) - 相馬白楽さん» 拙い作品ですが見てくださり、そして、とても嬉しいお言葉を有難う御座います!!これからもゆっくりと書いていこうと思っております、宜しくお願い致します。 (2020年6月27日 18時) (レス) id: 3fa1432a1c (このIDを非表示/違反報告)
相馬白楽(プロフ) - とても面白かったです……!新生活編も楽しみにしております! (2020年6月27日 17時) (レス) id: 6ed1814d15 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎沙夜子。(プロフ) - ゆきなさん» それはまた…私でしたらもう固まってあれなやつですね((お疲れさまでした))←もう終わったことと断定))此方こそ、有難う御座います、どうかよい一日をお過ごしください。。 (2019年12月17日 12時) (レス) id: 3fa1432a1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 黒崎沙夜子。さん» 親も聞こえる感じのやつで、男性と女性の悲鳴が"部屋の中から"(自分達のいる部屋)聞こえたので(私からは耳元らへんで親からは私の方からでした)なのでこの小説を読んで本当に良かったです!ほんま、最高の小説をありがとうございます! (2019年12月17日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
黒崎沙夜子。(プロフ) - ゆきなさん» 読んでくださり、こんな嬉しいコメントを誠に有難う御座います!!心霊ですって?!それはさぞや怖かったでしょうに。拙い小説弟子だが少しでも恐怖が和らいだのでしたら幸いです。 (2019年12月16日 8時) (レス) id: 3fa1432a1c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒崎沙夜子。 | 作成日時:2019年12月15日 17時