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初めての二人。(3) ページ2

そんなこんなで、今、渋々、平和島とAは共に喫茶店にいるわけなのだが。

「……」

先程からAを訝しげに見る平和島静雄さん。

「…重ね重ね申し訳御座いません。私、本当にその……はい、すみません」

と謝るA

「いや、別に謝罪とかはいらねぇけどよ。。。
お前、携帯とか持ってないのか?そしたら臨也に連絡とれねぇのかよ。」

と尋ねる静雄

Aは
「持ってなくて…すみません、」

「はー…お前それ癖か?」
「え、?」
「さっきから申し訳ないとかすみません、とかさ。俺別に謝罪とか聞きたい訳じゃねえし。
何か聞いてて苛々してくるから……あー、だから普通にしてろ」
と頭を掻きながらぶっきらぼうに言う
Aはそんな不器用な平和島静雄を見て
少し笑った

「なに、笑ってんだよ。」
と静雄は言う
「…いえ、なんだか安心して。」

「……」
静雄はそんな目の前のAを見て
(……つくづく変な女だな。なんで…こんなのが臨也の家に住んでんだ?)
と思い、気になることはそれなりにあった。

只、何故か今はそれらを尋ねる気はなかった
それより
「…名前」

と呟くように静雄が言ったのを「え…?」
とAが言う

「お前は俺の名前知ってるみてーだが、俺は知らない。だから名前、」と静雄が言うのに対し、Aははっとし

「これは申し遅れました!私はAと言います!」

と笑って話した

「Aな。…よし、覚えた。ま、聞きてーことはあるがまあいい。それより何か注文でもしようぜ。」

と軽く微笑した静雄を見てAは
(平和島静雄さんて……普段も威圧感ある感じで格好いいけれど。…笑うと近寄りがたさとかなんとなく失せて……物凄い格好よさが際立つ!!!)

「は、はい!!」とAは、笑ってくれた静雄を見てさっきまでの警戒心等が少し溶けてくれた様な雰囲気に安心し、笑顔を向けた。

ーー
(その頃、
何処かのレストランにて)
携帯を見る折原臨也…
その携帯の画面に写されるチャット風景は

『何かあの平和島静雄と女が一緒に歩いてたのを見たてやつがいるんだけど!!』
『あ、それ僕見た!!何か喫茶店に入るの見たよ』
『え〜なにそれ、誰なの?その女の子?』

…とチャットで話題になるのを見て

「……あー、まさかとは思ったけどほんとにやるとは、ねぇ、。Aちゃん。」
と臨也は苦笑し、
「…静ちゃんに会いたくないけど迎えに行くとしよう…Aちゃんにはお説教しないとだしね」

脆い一時。→←初めての二人。()



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設定タグ:折原臨也 , デュラララ , 完結   
作品ジャンル:恋愛
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黒崎沙夜子。(プロフ) - 相馬白楽さん» 拙い作品ですが見てくださり、そして、とても嬉しいお言葉を有難う御座います!!これからもゆっくりと書いていこうと思っております、宜しくお願い致します。 (2020年6月27日 18時) (レス) id: 3fa1432a1c (このIDを非表示/違反報告)
相馬白楽(プロフ) - とても面白かったです……!新生活編も楽しみにしております! (2020年6月27日 17時) (レス) id: 6ed1814d15 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎沙夜子。(プロフ) - ゆきなさん» それはまた…私でしたらもう固まってあれなやつですね((お疲れさまでした))←もう終わったことと断定))此方こそ、有難う御座います、どうかよい一日をお過ごしください。。 (2019年12月17日 12時) (レス) id: 3fa1432a1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 黒崎沙夜子。さん» 親も聞こえる感じのやつで、男性と女性の悲鳴が"部屋の中から"(自分達のいる部屋)聞こえたので(私からは耳元らへんで親からは私の方からでした)なのでこの小説を読んで本当に良かったです!ほんま、最高の小説をありがとうございます! (2019年12月17日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
黒崎沙夜子。(プロフ) - ゆきなさん» 読んでくださり、こんな嬉しいコメントを誠に有難う御座います!!心霊ですって?!それはさぞや怖かったでしょうに。拙い小説弟子だが少しでも恐怖が和らいだのでしたら幸いです。 (2019年12月16日 8時) (レス) id: 3fa1432a1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒崎沙夜子。 | 作成日時:2019年12月15日 17時

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