松野くん！不純すぎます！！

不純物 36個目 ページ37

おそ松said

「あ」

新学期に入って新しいクラスになったとき
どこかで聞いたような声が後ろから聞こえた

おそ「げ、」

振り返り、声のした方を向いた俺はあからさまに顔を顰め嫌そうな声を出してしまった


なぜなら


A「あっ、貴方！この前の！！」


おそ「わー久しぶりーーー」


君がいたから


A「なんですか！その棒読み！！」

おそ「面倒くさい奴に絡まれたと思って」

A「正直に言い過ぎでは！？」


まぁ、こん時の印象は
変なやつだなって


でも、なーんでか目は君を追っていた


真面目で面倒見がいい所や

優しくて笑った顔が可愛い所や

気づいたら
いっぱい君のいい所を見つけていて


あ、でも君に惚れたキッカケは


俺が課題を忘れてカラ松のフリをして先生から逃げていた時

A「松野くん！課題のプリント早く出してください！！」

おそ「フッ…どうしたカラ松girl。俺はおそ松じゃなくてカラ松だぜ？」

A「はぁ…何言ってるんですか。カラ松くんの真似はいいですから、松野くんはやく課題出してください」

おそ「…っ！？」


正直ビックリした

俺達が入れ替わって分かるのなんて自分たちか親かトト子ちゃんくらいだ


…まぁ、ここまでなら分かる
たまにいたりもするだろこんな奴も。
別に珍しくもないか、と思い
そのあと家でアイツらにこのことを話してやると

十四「あれ？でもAちゃん、この前おれと一松にーさんが入れ替わっているの気づいてなかったよ？」

一「ヒヒっあの驚いた顔は最高だったな」


とのこと。


え


つまり？俺だけ分かったってこと？


いやいや、たまたまだろ
一松と十四松だけ分からなかっただけであって流石に他の松は…


おそ「じゃあさ…」




次の日

俺達が6人は全員１日入れ替わって登校した
トト子ちゃんには相変わらず見抜かれたが…


A「あ、おはようございます


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿松野くん」

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