松野くん！不純すぎます！！

不純物 25個目 ページ26

A｢え、｣


チョロ｢僕もその時一緒にいたんだけどね。僕は君がいきなり倒れたことにパニックになって何もできなかった。自分でもなさけないよ｣



声が上手く出なくて、
そんなことないよ。って言えなかった
初めて聞かされることに頭がついていかない。


チョロ｢一緒いたせいか先生が間違えて僕とおそ松兄さんを間違えて伝えていたみたいなんだよね。｣


A｢それでもっ、私は！｣


やっと出た言葉をチョロ松くんは遮るように言う


チョロ｢Aちゃんの気持ちは嬉しいよ。でもね、いつも思うんだ


もし、AちゃんがAちゃんを、助けたのがおそ松兄さんだと知っていたらって。｣


キッカケって、どうでもいいようで大事なんだよ。と、微笑むチョロ松くん



チョロ｢まぁ、でも最近はそんなことも悩まなくて良くなってきてるけどね｣

A｢え、どういう……｣


チョロ｢Aちゃんは鈍そうだからこれだけ教えておくね



________________________。｣



A｢っ！！！｣

顔が、熱を帯びて赤くなっていくのが分かる


チョロ｢つまりは、そういう事だよ｣


そう言って、チョロ松くんは教室を出ていった。




へたり、と座り込み。私は


A｢はぁ………｣


『今、好きな人は？って聞かれて真っ先に誰が思い浮かぶ？』



惜しくも、ニヤリと鼻の下を指で擦っているアイツを思い出してしまって________


つまりはそういう事らしい。

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