松野くん！不純すぎます！！

不純物 24個目 ページ25

A｢な、なななななにいってるの！？｣

だ、誰かから聞いたとか！？

チョロ｢誰かから聞いた？って顔してるね｣

A｢エスパーだ！！！！｣


そう叫ぶと、チョロ松くんはクスクス笑った。


チョロ｢残念ながら違うよ｣

A｢え。じゃあ、なんで、｣



それはね、とチョロ松くんの顔が近づいてきて



チョロ｢Aちゃんが、可愛いくらいわかりやすいから｣

と、耳元で囁かれた


A｢〜〜〜ッッ！！！｣


思わずバッと距離をとる。



チョロ｢でもね、Aちゃん｣


チョロ松くんはいつもの優しい笑顔で


チョロ｢それは…｣



私に、





チョロ｢勘違いなんだよ｣




残酷なことを言い放った。





A｢っ、｣

直ぐに違うと言えなかったのは、思ってもみなかった言葉だったからなのか、もしくは




________図星だからなのか。


A｢そんなことっ！！！｣

チョロ｢あるよ。｣


冷静に、それでも笑顔でチョロ松くんは答える。


チョロ｢人ってね、何かのキッカケで出会ったり、仲良くなったりするでしょ？恋愛も同じ。
時間やタイミングは人それぞれだけど、何かしら好きになるキッカケがあるんだよ｣


チョロ｢そのキッカケによって、相手を意識して、いい所をいっぱい見つける。そして、


好きになる｣

一言一言、静かに喋るチョロ松くんはどこか儚げで


チョロ｢Aちゃんは知らないだろうけど…まぁ、知らなくて当たり前なんだけど


あの日…入学式の日







Aちゃんを助けたのはおそ松兄さんなんだよ｣

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