胃薬が三十一錠 ページ41
〜特殊性癖表現注意報発令!地雷の方は見ないほうがいいです〜
僕はAが苦しそうにしている時の顔が好きだ。
敵にやられて痛みに耐えている時。
体調を崩して寝込んでいる時。
苦しそうにする程、どんどん僕の好みの表情になっていく。
『っぅ、ぅ…ッ』
「あぁ、こんなに傷ついて…大丈夫?」
『な、んで…こんな事…っ』
「…こんな事?……あ」
僕の手には、鞘から抜かれた血に濡れた日輪刀。
Aの口の端からは血が垂れていて、腹部を抑えている。
あぁ、そうだ。
僕はAの腹を刺したんだ。
苦しそうに顔を歪めて嗚咽を零す姿に、僕は心臓が痛むのを感じた。
なんだろう。
可哀想なのにな。
もっと苦しめたいな。
もっと痛めつけてもっともっともっと…
死ぬ程の苦痛を味わわせてあげたいな。
でも、このままだとAはきっと死んでしまう。
だったら、出来る限り長く生きていられるように殺さなくちゃ。
ゆっくり時間をかけて、確実に。
僕は日輪刀を持ち直してAの脚に近づける。
「脚を斬り落として逃げられないようにしたい所だけど…それだとすぐに死んじゃうよね」
出来るだけ殺さずに移動手段を断つ方法。
と、床を触っている内に、ある考えが頭に浮かぶ。
畳…刀を刺せるな。
…あ。
いい事を思いついた。
僕はAの脛の辺りに切っ先を向け、垂直に刀を振り下ろした。
『ッが、ぅぁ''ッ…!!ッぁ''ぁ''あ''あ''ッ!!』
耳をつんざくような絶叫と同時に目に入って来たのは、脛を貫通して畳に突き刺さる日輪刀。
必死に脚を動かそうとするが、痛みとショックでただ震えるばかり。
「痛い?痛い…?ねぇ、どれくらい痛い…?」
『ぃ''ぅぅ''ぅ''う''う''ッ…!!』
「言葉に出来ないくらい痛い?そうだよね。脚を貫通してるもんね。でもその顔凄くいいよ」
すっ、とAの頬を撫でると身体が大きく震えた。
「そんなに怖がらないでよ。大丈夫、僕が長生きさせてあげるからね」
その言葉でAの瞳から完全に光が消え失せ、絶望に染まったのを感じた。
「大好きだよ、ずっと一緒にいようね」
幼い狂気は、彼女の心と身体を蝕んで行く________…。
無一郎君のヤンデレ書くの楽しい…()
濁点絶叫とか大好きなんですよねはい。
痛みに喘いでいる表現とか台詞書くのすごい好きです((
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ぷりっつ - 夢主ちゃんのスカートが膝より高い. ..ゲスメガネ呼んでこよう...チャキッ← (2021年5月9日 2時) (レス) id: 8a7ce8997d (このIDを非表示/違反報告)
たまご(プロフ) - 絵に一目惚れしました……!!面白い!すごい!!! (2019年11月25日 21時) (レス) id: 4b6840f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ガコ - この小説、すごく面白いですね! あと、33の時、すごくカゲロウテイズっていう歌に似ていますね! (2019年11月25日 0時) (レス) id: 8244513a71 (このIDを非表示/違反報告)
もやし好きのもやし(プロフ) - コメントありがとうございます!素晴らしい作品だなんて勿体無いお言葉です…!続編もよろしくお願いいたします!! (2019年10月5日 8時) (レス) id: 6a4e808260 (このIDを非表示/違反報告)
緩莓 - 本当に最高です!!!こんなに素晴らしい作品に出会えて光栄です(´;ω;`)更新お疲れ様です!続編も読みます!これからも頑張ってくださいね! (2019年10月5日 7時) (レス) id: 6806c82317 (このIDを非表示/違反報告)
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