【文スト】(太宰治)あなたの無効化で。＊完結

太宰side【任務3】 ページ34

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その後、私達は捕縛したRED DRUGのそいつを異能特務課。…安吾へと引渡し、今は帰りの車内



「それにしても私達、なかなかの連携プレーだったじゃあないか！」


過去最短と言っていいほど早く片付いた



「ああ。確かに。Aも異能を見事に使いこなしていた」


「やっぱり君の異能力はすごいよ」


敵に怯える事なく、氷花を発動した勇敢な君の姿が脳に鮮明に残っている



「異能力を褒められたのなんて初めてです、今まで不気味とか気持ち悪いとかしか言われた事無かったので…」


Aちゃんが照れくさそうに、でも少し誇らしげな顔で言った後、国木田くんがとんでもないことを言う



「さっきから気になっていたが…お前ら、付き合っているのか…？」



国木田くん…

…笑えない冗談はやめてくれ給え


ほら、Aちゃんが困っている……



「真逆、国木田くんにはそう見えるのかい？…勘違いだよ。そんな関係じゃないさ」

少なくとも…今は、ね？



「そうか…すまん。俺の思い違いだ」




あぁあ。微妙な空気になってしまった…。


＿＿私の発言で君を傷つけていたなんて、この時は微塵も思わなかった

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