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「【羅刹】っていうのは、可哀そうな子たちのことだよ」
沖田さんが、冷たい声で云った。
その眼の奥にあるのは、底冷えするほど冷ややかな瞳。
千鶴の顔が強張った。
「お前さんは何も気にしなくていいんだって。だから、そんな顔するなよ」
永倉さんが、千鶴に云っているのが見える。
「忘れろ。深く踏み込めば、あんたの生き死にも関りかねない」
千鶴に向かって齋藤さんはそう云い、それから私の方を向いて云った。
「更科。……夕食後、俺の部屋に来い。一つ、確かめたいことがある」
「あれ、一くん、よりによって土方さんのお小姓に何するつもりなの?」
沖田さんがすかさず茶化すが、齋藤さんは「気になるならあんたも来い」とだけ云った。
これは、バレたかもしれない。
私が、【羅刹】の存在を知っていることに。
「大将……俺を連れてけ。いざとなったら、俺だけが知ってて、あんたは何も知らないことにすればいい」
薬研が囁いた。
隣の骨喰は酔い潰れ、今剣は幸せそうに眠っている。
鶴丸が、「俺が部屋に運んどくよ」と云ってくれた。
「でもまあ、丁度良かったぜ。上手くいけば、俺の研究も進められるかもしれん」
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Chris(プロフ) - 魔導士カリナさん» コメントありがとうございます! 文体好きって言って貰えてすごく嬉しいです。応援……?! もうありがとうございますの一言に尽きます……。 (2017年4月3日 7時) (
レス) id: 2c836ec423 (このIDを非表示/違反報告)
魔導士カリナ(プロフ) - Chrisさん！イベント参加、ありがとうございました！私が言って良いのか分かりませんが...私、Chrisさんの文体とか凄く好きなんです。もしよろしければ、これからも作品を応援させていただいて宜しいでしょうか...？ (2017年4月2日 23時) (レス) id: 0cf79671fa (このIDを非表示/違反報告)
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