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やっとか6 ページ16

現在時刻 20:00

ポアロのドアに『close』と書かれた看板を掛ける。
閉店作業をする為、梓が店内の椅子をテーブルに上げようとした手を取る。

「あとは私がやりますよ。刑事さんが待っていますし、今日は毛利さんとコナン君もいますので、今日は上がって下さい」

「えっでも・・」

バックヤードにある梓の荷物を持たせ、渋る梓に帰る様促す。
今日でこの事件は解決するし、誰も死なない事を知っているので不安なく梓を送り出す。

「大丈夫ですよ梓さん。
今日は毛利さんもコナン君もいるので、絶対お兄さんの容疑を晴らしてくれます。
だから梓さんは最後までお兄さんを信じてあげてください」

まだ仕事が残っている事と、事件の事で不安な気持ちがある梓を彼らに託し頭を下げた。

「では、刑事さんに毛利さん、コナン君。梓さんをよろしくお願いします。」

Aの言葉に小五郎が胸を張り「この私に任せてください!」と勢いよく宣言した。
その足元でコナンが「ハハ・・・」と苦笑していたのは言うまでもない。
そんな彼らを見送り、残りの作業をやってしまう。

椅子を上げ掃き掃除をし、元の位置に戻す。
そしてテーブルと椅子を拭きあげキッチンへ。
各調味料の補充をし、残りの洗い物を終わらせて調理器具を洗い、キッキン周りの清掃。
最後の片付けを終えて戸締りの確認。
時間を見るとちょうど21時を回ったところだった。

あれから1時間。
梓の家はここから近いらしいが場所は知らない。
歩いて10分位だとは言っていたが、どこまで話しが進んでいるだろう。
気持ち的には自分も一緒に行きたかったが、一緒に行ったところで何が出来るわけでもないし、下手に首を突っ込むと帰るに帰れなくなるだろう。
それは嫌だし、面倒ごとは嫌いだ。
後から話を聞くだけで充分。
明日には事件解決している筈だし、また平穏な日常がくると分かれば家に向かう足取りは軽い。

いつ頃かわからないが近いうちに安室が登場してくる筈だ。
そうなればポアロの勤務時間も多少なり減らされるだろう。
今は梓とA、たまにマスターの3人で回しているが、そこに安室が入れば人に余裕が出来るので心配性なマスターが時間を減らしてくるのは確実と思っていい筈なので、そろそろ深夜の時間帯のバイトを探さなくてはと、帰り際に閉店間際のスーパーにて30%引きのパンをいくつか買い帰路についた。

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和佳子(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。読み返して気づいたのですが、世良ちゃんは真澄じゃなくて真純だったような気が⋯⋯ (2023年3月18日 17時) (レス) @page36 id: 30e7fd0f4c (このIDを非表示/違反報告)
さち - 楽しいです。続きが気になりました。よろしくお願いします。 (2019年5月15日 23時) (レス) id: b262052ad2 (このIDを非表示/違反報告)
- はじめまして、早速面白い作品に出会えて良かったと思ってますww滅茶苦茶面白いですww最後の不機嫌な降谷とか笑いましたね!風見さんも何だかんだかわいいし…とことん降谷さんの邪魔をしてほしいですね!その方が個人的に面白いのでww (2019年5月13日 1時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
パパイヤ(プロフ) - 読ませてもらいました!とっても面白かったです。私もつい最近描き始めたのでお互い頑張っていきましょう!次の投稿も楽しみです! (2019年5月2日 21時) (レス) id: 01af9cd7e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫暗 | 作成日時:2019年5月2日 3時

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