マダラの妹其ノ四十一 ページ41
二月上旬、積雪がまだ残り鮮やかな梅の花が咲いている季節、私は生徒を率いて雪上戦闘訓練を行っていた。
木ノ葉隠れの里は温暖な気候で常に過ごしやすい日々を送っているが、冬の季節がやってくると吃驚するぐらい多くの雪が降る。
この間屋根の雪を降ろしてたら柱間がうっかり雪の下敷きになってたな……扉間が流石に慌てて救出してたけど。
まあその話は置いといて……そろそろこの現状を何とかしないとならない。
「ユリ様…、すみません、チャクラがもう…」
「ハアッ、ハアッ、ハアッ、何でこんなトコに…」
「(クソッ、これは血継限界の術…！)」
「ハァ…ハァ…流石、骨を自在に操る"かぐや一族"に、氷遁の秘術を使う"雪一族"だね……水の国に住まう忍一族が 態々火の国に来てまで何のようかな？」
襲って来たのはあのかぐや一族に雪一族の忍達だ。
どちらも大筒木カグヤの遠い子孫に当たるとされている血継限界の秘術を扱う一族。
いきなり角髪(これでみずらと読むらしい)ヘアー数名に黒髪のイケ美女に攻撃されっとかなんて日だよ。
いやイケ美女はカモンだけど角髪ヘアーはご遠慮だな。
「(ま、一族総出で攻めて来なかったのは不幸中の幸いと言うべきか……それでも、三人を庇って戦うにも限度がある。)」
最初は何とか逃げながら戦えた。こっちだって腐っても忍、しかも此処は火の国の森で地の利は私たちの方にある。
…が、それでもあの戦を経験していない子供だ。大人たちの本気の殺意に気圧され動きが段々と鈍くなっていく。
今無事に動けるのは私とカガミ君ぐらいか…。
「(ス…)カガミ君、ダンゾウ君とトリフ君を連れて木ノ葉に逃げて」
「？！、な、何を仰ってるんですか それではユリ様が…！」
「言い方が悪いけど、今の三人は足手まとい。このまま戦いが長引けば逃げるタイミングはもうこない だから三人が木ノ葉に戻ってこの事をマダラお兄ちゃんに伝えて」
残念ながら柱間と扉間は現在風の国に赴いているので里にはいない。
「大丈夫 私強いし負けた事ないし…鬼ごっこ、覚えてるでしょ？(ニッ)」
「！鬼ごっこ…」
「その自慢の足で、二人を連れて助けを呼んでね」
笑って見せれば安心したのか｢分かりました｣と言い、二人を連れて木ノ葉へと向かい走り去って行った。
「別れの挨拶はすんだか？」
「貴女に恨みはありませんが…ここで殺します」
「何アホ言ってんの…今から死に目に合うのはそっちだ」
須佐能乎を纏い、再び激突する。
.
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urrryayasame(プロフ) - 文スト要素あるなら分かるように書いて欲しかったです。完全にNARUTOオンリーだと思ってたので (2020年9月22日 7時) (
レス) id: 82fa8a3d1b (このIDを非表示/違反報告)
シト - ああ!!夏の草原に,COSMOSですか？懐かしい!! (2019年10月27日 0時) (レス) id: 0bd1b59009 (このIDを非表示/違反報告)
マキラ - 続きが気になります！ 頑張ってください！ (2019年9月7日 22時) (レス) id: 02a5017c6d (このIDを非表示/違反報告)
死蝶 - ヤッター！続編楽しみにしてます！ (2019年9月5日 13時) (レス) id: a0dd7ebf9f (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 春さん» コメントありがとうございます！ワクワクしてくれるなんて！嬉しいです！！！続き頑張って書きますね！！！ (2019年9月3日 22時) (レス) id: 8b01a117c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レキ | 作成日時：2019年7月28日 6時
