マダラの妹其ノ四十 ページ40
・・・・・・
「ゴホゴホ…」
「大丈夫か?」
「うん、最近咳が多くて…」
「無理はするなよ」
最近、よく咳が出る。そしてこれは扉間とお兄ちゃんには言ってないが……時々、血が混じっていることがある。
この時代はまだ医療忍術が発達しておらず、現代医療で治せる病でも手がかかってしまう。
「(こっそり調べてはもらってるけど…喀血するってあんま良くないよね…)」
「ユリ様ー!」
元気な声が
後ろを振り返ると、カガミ君が嬉しそうにニコニコと顔を綻ばせて走りよって来る。そしてその傍らには友人である秋道トリフと志村ダンゾウがいる。
「こんにちは三人共 確か今日でアカデミーは卒業だっけ?」
「!知っていたのですか?」
ダンゾウ君はとても驚いた顔でそう聞き返す。どうやら知らないと思ってたみたいだ。
「ふふ、ちゃんと知ってるよ。皆は私の可愛い子供たちだから
あ、そうそう
「これ(ポスッ)それはまだ言わんと言っただろう」
「えー…」
「それは当日まで楽しみとしてとっておけ」
「扉間のケチー」ブーブー
「生意気言うのはこの口か?」
「
扉間に口を片手でつままれる。地味に痛いぞコラ。
「(ぷはっ)明日から三人は立派な下忍になるけど…くれぐれも、無茶と無理だけはしないように いいね?」
「「「分かりました!」」」
たった四つで学校に通って六つで卒業……まだ幼いというのに……ほんとシビアな世界だよな、忍って。
翌日、私が担当上忍として赴くと、予想通り三人は吃驚してくれて超嬉しかった。
演習として例の"鈴取り合戦"をやり、三人の連携ぶりをしっかりと観察させてもらう。
ダンゾウ君は遠距離から風遁忍術で攻撃、カガミ君は接近戦にて私を翻弄し、最適な場面でトリフが秋道一族の秘伝忍術で強力な一撃を見舞う。
本来なら猪鹿蝶トリオとして組むはずだったが…残念ながら同年代で同じ実力を有してる子がいなかったそうだ。
演習が終わり、皆が疲れて座り込んでる所にある物をプレゼントする。
「この勾玉は私のチャクラを結晶石にした物でね、私からの下忍祝い お守りとして持っててね」
勿論術も仕込んであるけど。既にヒルゼン君たちにも渡してある。
「「「ありがとうございます!」」」
私の可愛い子供たち。
何があっても…絶対に私が、守る。
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urrryayasame(プロフ) - 文スト要素あるなら分かるように書いて欲しかったです。完全にNARUTOオンリーだと思ってたので (2020年9月22日 7時) (レス) id: 82fa8a3d1b (このIDを非表示/違反報告)
シト - ああ!!夏の草原に,COSMOSですか?懐かしい!! (2019年10月27日 0時) (レス) id: 0bd1b59009 (このIDを非表示/違反報告)
マキラ - 続きが気になります! 頑張ってください! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 02a5017c6d (このIDを非表示/違反報告)
死蝶 - ヤッター!続編楽しみにしてます! (2019年9月5日 13時) (レス) id: a0dd7ebf9f (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 春さん» コメントありがとうございます!ワクワクしてくれるなんて!嬉しいです!!!続き頑張って書きますね!!! (2019年9月3日 22時) (レス) id: 8b01a117c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レキ | 作成日時:2019年7月28日 6時