マダラの妹其ノ二百三 ページ3
・・・・・・
薄暗いドーム状の空間で、肩で大きく息をする。ここまで消耗することになるなんて……少し、予想外だったな。
封印の結界が解かれ、目当ての物が姿を現す。
それは白い布の様な物だった。だが、何の変哲もない布がこんな所に置かれているわけがない。
指先が僅かに触れると、それは突然風を発生させてふわりと浮き上がる。ぐるぐると渦を巻き一際強く光ると、その布は扇へと姿を変えた。
それは芭蕉扇にも似ているが、白を基調とした扇の中心に埋め込まれてある、妖しい輝きを放つ四角形の赤い宝石には"花の瞳"が描かれてあった。
「"天より注ぐ災を祓い遠ざける"…と、伝えられている神宝の一つ、"
各地を練り歩き漸く見つけた…。
「これで六個目…残りは鏡二つに
神宝探しは困難を極めた。うちはの旧い文献を幾つも読み解いて、先代の花の瞳を持つ人が一体何処に隠したのかを探さなくちゃならなかったからな。
中にはダミーが何ヶ所もあってマジで死にかけたりした。まあ、邪な者に奪われない為なんだろうけど、入った瞬間即死トラップ発動するのは勘弁願いたい…。
用もないのでさっさとドームの外へと出て行く。
すると、神宝を守っていた封印場所は"ガラガラ"と音を立ててみるみる内に姿を崩し、初めから何もなかったかの様に辺りの自然へと溶け込んだ。
「さて、残りはどの辺にあるのやら……ん？」
空の向こうから黒い塊が飛んでくる。
よく見ると、それはシスイ兄さんの烏だった。
腕を差し出すと烏は腕へと止まり、足に括り付けてある手紙を片手で器用に取る。烏は羽をばたつかせると今度は頭の上に止まった。おいコラ降りんか。
「えーと何ぞ…………！」
どうやら、ナルトが帰って来た様だ。
.
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玉ねぎ - 続き気になります(/≧◇≦＼) (2023年2月14日 0時) (
レス) @page29 id: 76ae9f90b3 (このIDを非表示/違反報告)
ろいど(プロフ) - 一気読みしました！！！！更新楽しみに待っています！！！！！！ (2022年8月18日 20時) (レス) id: 5682104901 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - めっちゃ続きが気になります。更新楽しみにしてます (2022年7月30日 23時) (レス) @page29 id: f649cf9af2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - 面白かったです。更新頑張って下さい (2022年4月6日 12時) (レス) @page29 id: f8c9fe1d36 (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 蜜柑さん» コメントありがとうございます！更新がかなり遅くなってますけど、完結するまで頑張ります！ (2021年1月8日 22時) (レス) id: 5b6cdc722a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レキ | 作成日時：2020年6月11日 18時
