マダラの妹其ノ二百二十 ページ20
音の発生源である場所へ向かうと、そこにはサイが崩れた通路に立ち斜め上を見上げている。
サクラちゃんは走り寄ってサイの襟首を掴むと怒りの声を上げるが、直後に降ってきた声に反応して先程のサイと同じ様に斜め上を見上げる。
サクラちゃんがある言葉を発すると、ナルトは無言のまま走り出し、途中で転びながらも声の主を見る為に必死に走って二人の元へ向かった。
「…行きましょうか ヤマト隊長」
「ああ」
三人と遅れて私もヤマト隊長と合流する。
───見上げたそこにいたのは、最後の姿よりも成長した姿のサスケが上から私達を見下げていた。
「カカシさんじゃなくて残念だけど ボクが代理だ」
「フン、大方写輪眼の使い過ぎだろ(ズバッ)」
「大正解すぎて何も言えんわ…」
こんな台詞原作であったか…？
疑問は湧いたけど、私がいる時点で既にイレギュラーだと思い特に気にしなかった。
サイが背から短刀を抜き構える。
「サイ！アナタやっぱり！」
「そいつがオレの穴埋めか？つながりをどうとか言ってたが…また随分とぬるい奴が入ったもんだな」
サスケの言葉を聞いて戸惑うサクラちゃんはもう一度サイを見る。サイはサスケから目を離さずについさっきまでやろうとしていた事を素直に告白する。
「けど、命令はもういい…今は自分の考えで動きたい
ナルト君が思い出させてくれそうなんだ…ボクの昔の気持ちを…何かとても大切だった気がするものなんだ…」
サイは確かに変わったことが証明され、少しほっとしているが、サスケをどうにかして木ノ葉に連れ帰ろうとしている二人には申し訳ない。
私も帰ってきてほしい気持ちはあるけど、頑固なサスケが素直に帰るはずがないのはよく分かってるので複雑だ。
サスケの今最も重要で大事なことは"復讐"なんだ。
「！」
「───オレの気まぐれで お前は命を落とすんだぜ」
瞬きをしたかしないか、その一瞬でサスケは崖の上から下へと降りてナルトの肩に手を回していた。
腰に差していた刀、草薙の剣を引き抜くと全く躊躇せずにナルトにむけて振り下ろす、所をサイが咄嗟に割って入りそれを防ぐ。
ナルトはすかさずサスケの腕を利用して回転して抜け出し、ヤマト隊長も捕らえようと木遁を繰り出す。
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玉ねぎ - 続き気になります(/≧◇≦＼) (2023年2月14日 0時) (
レス) @page29 id: 76ae9f90b3 (このIDを非表示/違反報告)
ろいど(プロフ) - 一気読みしました！！！！更新楽しみに待っています！！！！！！ (2022年8月18日 20時) (レス) id: 5682104901 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - めっちゃ続きが気になります。更新楽しみにしてます (2022年7月30日 23時) (レス) @page29 id: f649cf9af2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - 面白かったです。更新頑張って下さい (2022年4月6日 12時) (レス) @page29 id: f8c9fe1d36 (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 蜜柑さん» コメントありがとうございます！更新がかなり遅くなってますけど、完結するまで頑張ります！ (2021年1月8日 22時) (レス) id: 5b6cdc722a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レキ | 作成日時：2020年6月11日 18時
