私の思いつき小説集！【鬼滅の刃】【僕のヒーローアカデミア】【NARUTO】【文豪ストレイドッグス】【カゲロウデイズ】

呪術廻戦×鬼灯の冷徹 ページ28

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ザフッ…



「これで全部か」

「ザコが束になったって無駄だっつの」

東京のとある山の廃墟、そこに蔓延る大量の呪霊を祓う為にやって来たのは"夏油傑"と"五条悟"。


それと、もう一人……



ボグォンッ！！！



二人が居る部屋に壁をブチ破りブッ飛んできたのは、恐らくこの廃墟に巣食っていた呪霊のボスと言える。

等級は2級か準1級と高めだが、元の原型が(呪霊に原型もクソもないが)分からない位にボッコボコにされていた。

ブチ破られた壁を覗くと、その先の壁も合わせて四枚程大穴を空いている。

「───まったく…大掃除も楽じゃありませんねえ」

「「いや大掃除じゃないだろう／ねェだろ」」

珍しく夏油と五条はツッコミを決めると、穴から出てきた"彼"は｢ふう｣と、手にしていた金棒を床に突くと一息ついた。

「"鬼灯" お疲れ」

「今日の午前中の任務はこれで終わりですね」

「原宿行くぞ鬼灯！新作パフェ食おーぜ！」

「ダメだよ悟 一度高専に戻らないと…」

夏油の制止の声は虚しく、二人は東京の街へと駆け出して行く。

堅物な朴念仁という印象が強い鬼灯だが、中身はそんな事はない。むしろ五条の言動に悪ノリしたり、上層部の人間を(精神的に)フルボッコにしたり、個人的趣味での行動やお茶目な言動をしたりと案外五条や夏油と性格が合う。

「傑〜 早く来いよ！」

「置いて行きますよ傑さん」

「───今行くよ 悟 鬼灯」









・名前:加々知 鬼灯

・術式:地獄

・階級:一級術師

・武器:特級呪具"呪いの金棒"

・その他:知識欲が強くあらゆる分野に精通している。
敵(上層部、呪詛師、呪霊)には情け容赦はなく、徹底的に打ちのめしボッコボコにする。
特に白澤とは仲が悪く、会うと必ず喧嘩になる。そして白澤が一方的にボコられる。この前は会って早々顔面に一発決めた。



・名前:薬師 白澤(中国人)

・術式:瑞兆法術

・階級:準一級術師

・武器:なし

・その他:女好きで節操なし。他に類を見ないレベルでの"反転術式"を使える。
代々吉兆の神獣である"白澤"を信仰し術式を受け継いでいる。が、同じ名を与えられた白澤は数百年振りに"完全な能力"を受け継いで生まれた。
他者との接触や行動等を制限された事に不満が募り、従者であり唯一の友人である桃タローもとい"吉備津桃太郎"を連れて高専に入学(無理やり)。
お供にシロ、ルリオ、柿助(全員喋る)も着いてきた。



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