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マダラの妹其ノ百四十一 ページ41

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・・・・・・



「ぅ…、っ…」

目覚めの良くない目覚めだな…。

体が熱を持ち、首筋を中心に頭の奥まで強く響く激痛が襲ってくる。視界が狭窄してぐらつき明瞭としない。

「───!シオン 目が覚めたか!」

声の聞こえる方へと首を傾けると、ここは木の洞の中なのか、少し体を屈めてコテツが入って来た。手には水の入った竹筒を抱えている。

更にその後ろからイズモが続けて入って来る。

「すごい熱だぞ!あの大蛇丸からなんかされただろ?!」

ワタワタしてる姿がちょっと面白くて笑ってしまう。

「おまっ…笑ってる場合じゃねえぞ?!かなりやべぇんだからな?!」

呪印には気付いてなさそうだな…チャクラを練れば呪印に侵食されるから、こっからは異能力をバレない程度に使うか…。

「(ムク)二人共…怪我はしてない? 巻物は…それと、私はどのくらい眠ってたの?」

「落ち着け…オレらは無事だよ 怪我も特にしてねえ。それと巻物も…ほれ、この通りセットで揃ってる お前は一日魘されてたんだよ」

うーむ(汗)。やっぱ丸一日寝込んでたか…面目無いな。

「よし…なら、早く塔に向かおう。何時までもグズグズしてたら他の班に見付かるし…塔の中なら、他の中忍やら上忍も待機してるはずだから 少なくとも(ここ)よりかは安全だ」

「(コイツの体調が気掛かりだが…大蛇丸が出たとなれば手下もいるかもしれねえ)」

「(狙いは火影様なのか?情報が足りない……ともかく、今はこの子の身の安全を保証する為にも塔に向かった方が賢明か…?)」

まだ少しフラついて頭の奥まで響く激痛もあるが、もしかしたら原作以外の手下が潜んでいる可能性が高い以上、二人を安全な所まで連れて行かなきゃならない。

「…分かった ならお前をおぶって移動する。そんなにフラついてちゃ満足に歩けないだろ」

「護衛なら任せとけよ こう見えてタフだからよ(ズズ)」

あれよあれよという間に抵抗をする間もなくおぶされて塔に向かって走り出した。体調の優れない私に響かない様に振動を極力減らしている。

「マジごめんよ…」

「気にすんな オレらの方こそすまなかった。あの大蛇丸をお前一人に押しつけてしまった…」

「…二人が、殺されるより…全然マシ…だよ………もう、子供達が…目の前で死んで…ほしく、ない……」

再び意識を落とすシオン。

祈りにも似た悲しげな声は、確かに二人の耳に届いていた。



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レキ(プロフ) - mokaさん» コメントありがとうございます!良かった!ちゃんた画像が貼れた…(泣)。 (2019年12月18日 23時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 一番下のリンクのやつが見れました! (2019年12月18日 22時) (レス) id: 1cdebf426b (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 今度こそちゃんと見れる! はず!! (2019年12月18日 8時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - mokaさん» ちゃんと申請したのに?!Σ(゚д゚lll) (2019年12月18日 7時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - イラストのページが見つかりませんって出ましたー(泣) (2019年12月17日 23時) (レス) id: 1cdebf426b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レキ | 作成日時:2019年10月24日 7時

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