うちはマダラの妹に生まれ変わったんだけど誰か助けろて下さい−原作編2−【NARUTO】

マダラの妹其ノ百五 ページ5

　
　
「作戦、どう？思いついた ナルト」

「バッチリだってばよ」

「頼むよ」

そう言って私はタズナさんの元へと行きサクラちゃんと一緒に護衛をする。

「クックックッ…ほんっとに 成長しねぇな！」

「なにィ！！」

「オレぁよ…お前らくらいの歳の頃にゃ もう この手を血で紅く染めてんだよ…」

「(わたしゃそのずっと前に人殺しだっての…)」

…ま、自慢にはならないな。

「鬼人…再不斬！」

覚えがあるのか、カカシ先生がボソリと呟く。

その昔、"血霧の里"と呼ばれた霧隠れの里には忍になる為の難関試験があった。

"生徒同士の殺し合い"だ。

夢を語り合い競い合った仲間同士二人一組にし、どちらかの命尽きるまでの殺し合い……最悪だよ。

カカシ先生は続ける。10年前の卒業試験が大変革を遂げる事になった。その前年に変革の切っ掛けとなる悪鬼が現れたのだ。

忍者の資格すら得ていない子供が、100人を超えるその年の受験者を喰らい尽くしたから。

再不斬はそれを楽しかったと言っているが…さて、それは本心なのかは本人のみぞ知る事だ。

まあそこからは早い展開だ。ナルトの作戦が上手く起動して無事にカカシ先生を救出、再不斬を追い詰める事に成功した。

「………ナゼだ…お前には未来が見えるのか…！？」

「ああ……お前は死ぬ」

次の瞬間、再不斬の首には二本の針が突き刺さっていた。

斜め上から飛来した千本の軌道線上に居たのは、額に霧隠れの里のマークが付いた鈎模様のある面を付けている歳が近そうな少年だ。

「フフ…本当だ 死んじゃった♡」



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