マダラの妹其ノ百二 ページ2
『8か所』
「!!え?なっ何なの!?」
『咽頭・脊柱・肺・肝臓 頸静脈に鎖骨下動脈 腎臓・心臓…』
「「!!」」
『……さて…どの急所がいい?クク…』
まるで狩りを楽しむハンターかの様に感じる。
声は辺りに反響して相変わらず位置を一切掴ませない。
その時、カカシ先生が印を組んだ瞬間、空気がガラリと変わる。この三人も空気の変化を感じ取った様で、一気に緊張がピークに達するが、特にその殺気に当てられたのはサスケだ。
誰よりも優秀で気配に敏感な故にもろに受けてしまった。私はこの殺気は懐かしいな程度で済むけど、一度も生死の懸かった戦いを経験したことはないんだから仕方ない。
「サスケ…安心しろ お前達はオレが死んでも守ってやる」
前を向いたままカカシ先生はサスケに声を掛けた。
その言葉にサスケはビクリと反応し、震えが止まった。
「オレの仲間は 絶対殺させやしなーいよ!」
少し顔を後ろに向けてニコリと笑ってみせた。とても戦闘中とは思えない位笑みだ。
その笑顔を見た三人は漸く安堵の表情を浮かべたが、その次の瞬間、再不斬は私達の中心に姿を現した。
私は直ぐにサクラちゃんを押し退けて、迷わずに刀を再不斬の頭に突き立てた。続けてカカシ先生もナルトとサスケを突き飛ばしてクナイを腹に突き刺した。
だが、頭と腹から流れたのは透明な液体。水だ。
水分身が崩れると、カカシ先生の後ろからもう一人再不斬が現れ、カカシ先生を真っ二つに斬り裂いた。
目撃したサクラちゃんは悲鳴を上げて固まるが、カカシ先生の体も水となり崩れた。
その光景に驚いた再不斬は目を見開く。
その背後から首に添える様にクナイを突きつけたのは、今し方斬られたカカシ先生だった。
「動くな…
首にクナイを突きつけられた状況で、再不斬は不敵に笑ってみせた。
.
212人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レキ(プロフ) - mokaさん» コメントありがとうございます!良かった!ちゃんた画像が貼れた…(泣)。 (2019年12月18日 23時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 一番下のリンクのやつが見れました! (2019年12月18日 22時) (レス) id: 1cdebf426b (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 今度こそちゃんと見れる! はず!! (2019年12月18日 8時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - mokaさん» ちゃんと申請したのに?!Σ(゚д゚lll) (2019年12月18日 7時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - イラストのページが見つかりませんって出ましたー(泣) (2019年12月17日 23時) (レス) id: 1cdebf426b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レキ | 作成日時:2019年10月24日 7時