マダラの妹其ノ九十一 ページ41
「シオンの言う通りだ
確かに忍者にとって卓越した個人技能は必要だ…だが、任務は班で行う！だからこそ"チームワーク"が重要視される
チームワークを乱す個人プレイは仲間を危機に陥れる……例えば……」
カカシ先生がわざとサスケにクナイを向けてサクラちゃんにナルトを殺せと脅す。
もちろんそれは演技で直ぐにクナイを離して｢…とこうなる｣と告げた。その様子にサクラちゃんとナルトはホッとした表情を浮かべる。
…流石に殺さないからね？
カカシ先生はある石碑に近づき手を添えた。その石碑には無数の名が刻まれ、どこか悲しげな雰囲気を纏っている。
木ノ葉隠れの里の"英雄"達の慰霊碑だ。
その石碑の事を知らないナルトは無邪気に"英雄"としてそこに名を刻むと騒ぎ立てている。
「……ナルト あそこに名前を入れたいの？」
「あったりまえだってばよ！犬死になんかごめんだってばよ！」
シャキィィイン…
私は番傘の柄を掴み少し捻ると"カチッ"という音と共にスラリと長い刀身を抜き出す。仕込み刀だ。
その切っ先をナルトの喉元に突きつける。
「ちょ、ちょっとシオン？！なにしてんのよ！！」
「なにすんだってばよ？！」
「え？だって、あの石碑に名前を刻むんでしょ」
「その辺にしとけシオン
ここに刻まれているのはただの英雄じゃない…任務中に殉職した英雄達だ」
カカシ先生の言葉に、漸くナルトは自分が何を口走っていたのかを自覚した。
私はナルトの喉元から切っ先を退けて番傘に収めた。
「お前ら、もう一度だけチャンスをやる ただし昼からはもっと過酷なスズ取り合戦だ！
挑戦したい奴だけ弁当を食え ただしナルトには食わせるな」
ナルトが何故？という顔をしているが、一人勝手に食おうとした罰だとカカシ先生が告げる。
「もし食わせたりしたら そいつをその時点で試験失格にする。ここではオレがルールだ 分かったな
それとシオン お前には別に話があるから一緒に来い」
言うやいなや小脇に抱えられて連行されてった。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レキ(プロフ) - 氷翠さん» コメントありがとうございます！無理せず頑張ります！！ (2019年10月6日 12時) (
レス) id: efd44ec1ac (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 凄く面白いです！更新ファイト！だけど無理はしないでください！ (2019年10月6日 2時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - マキラさん» コメントありがとうございます！その話面白そうなので書いてみたいと思います！書くのは大分後になりますが楽しみにお待ち下さい┏○ﾍﾟｺ (2019年9月18日 7時) (レス) id: 1e5cfa1ffb (このIDを非表示/違反報告)
マキラ - 番外偏で扉間と仲良くしてる夢主を見てマダラが嫉妬する話を書いていただけますか？ (2019年9月18日 0時) (レス) id: 02a5017c6d (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - ぴのさん» コメントありがとうございます！扉間達の反応はもう少しあとで書きますので楽しみにして下さい！…うまく書けるかしら((；ﾟДﾟ)) (2019年9月9日 12時) (レス) id: 2116c856e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レキ | 作成日時：2019年9月8日 0時
