血霧の狂人其ノ二 ページ2
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学校に通う歳になり学校に通い始めた…が、オレはどんな世界に生まれ変わったのかを知る事になった。
忍び五大国、水影、忍術……そして尾獣。
NARUTOの世界にオレは生まれ変わったんだ。
そして今は戦争の最中で、戦力状況は厳しい。ので、より強い人材確保を最優先とされ、卒業年齢に至らずとも実力さえあれば実戦投入される。
…また死ぬ羽目になるのは確実だったが、別にどうでもよかった。
生きる意味なんてオレにはなかったから、心底どうでもよかった。
人殺しが生まれ変わってまた人殺しをするだなんて笑えるが、行いが悪いのは自覚済みだ。
「お前、生意気なんだよ」
ああまたか。
思わず出そうになった溜息をぐっとの見込み、後ろを振り返る。
同じ年の奴らが五人位固まってオレの事を睨みつけていた。睨まれる覚えはないが…あ、そういや随分前にコイツの兄貴をぶっ飛ばしたっけな?なんでそうなったかは全く記憶にはないが。
だが、売られた喧嘩は買う主義だ。相手が手を出してきたら…
ドゴッ!
目の前でリーダー格?の奴が横から飛び蹴りくらって吹っ飛んだ。
「テメー何しやがんだ?!」
「そりゃお前らの方だろーが」
「(…誰だ?こいつ)」
黒っぽい髪に霧隠れの里に多いギザ歯。特徴的なのは右頬にある大きなバッテンの傷だ。
「五対一でやり合おうなんざ卑怯者のする事だろ
男なら一対一で堂々と勝負しやがれ!」
「だったらテメーもボコしてやるよ!」
ああ、マジでめんどくせえな。
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作者名:レキ | 作成日時:2020年4月20日 11時