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『っっ…ぐっ…』





「ぶはっ!逢坂先輩、顔赤いっすよー」



切原は私を指差し、腹を抱えて笑う



「赤也、逢坂は恥ずかしくて照れているんだ。お前に緊張している訳ではないぞ」




「んな!そんなこと思ってねーっす!だいたい、俺はこの先輩に好かれてもウレシくないっつーか、それよりも柳先輩に…」



柳くんが真顔で言う横で
顔を赤くさせながら柳くんの肩を叩く切原









…………あ…今ので…恥ずかしさぶっ飛んでいったわ
なんで私はスカートの中も見られ、興味もない
男同士のイチャイチャを見ないといけないんだ
 







私は二人に背を向けて、また自販機の下を覗きこんだ






ーーー






5分前





私は自販機の下に落とした500円玉を必死で取ろうとしていた
スカート?んなことその時の私は気にしていなかった
それにスカートの下に体操服のズボンを
はいてあると勘違いしていたのもある






いつもの私なら自販機の下に落としたお金は拾わない
めんどくさいからだ




しかし、金額が金額だ
500円だ






高校生に500円の損失はデカイ
諦めることが出来なかった







『…ッッ!私の指先があと、一センチながければ!!』




しばらくするとスカートの部分に暖かさを感じた
なにかを被せられたような…




確認しようと身体を起こすと、地面に大きなブレザーが落ちた
座り込んだまま顔をあげると見覚えのある男が二人、私を見下ろして立っていた




一人は真顔で
もう一人は顔をそむけていた





『あ…柳くんと切原…くん』





「…逢坂だな」




『…あ、うん』



「お前、自販機の下のお金とろうとしていたのか?」




『うん。500円だから』




「逢坂先輩、恥ずかしくないんすか?」




『恥ずかしくない…切原くんなんで顔赤いの?』




切原の顔が赤いのが気になった
真田に続いてまたモテキか…?




「逢坂、赤也はお前のことが好きな訳ないぞ。…あと言いにくいんだが…」




と、毒づきながら柳くんは私に近づき耳打ちをした




そして冒頭に戻るのであった





「下着、みえていたぞ」

・→←柳くんと切原



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ゆら(プロフ) - 今更感パないけどコメントしたくて。この話めっちゃ好き。めっちゃ笑っちゃいました笑笑 以上。 (2020年5月14日 17時) (レス) id: 3adbed999c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょす。 | 作成日時:2019年10月7日 11時

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