槿花一朝 Ⅱ ［呪術廻戦］ (ページ42)

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「A、小学校には慣れた？」

『うん！でもね、呪霊いっぱいいた』

「学校は多いからな、目を合わしたらダメだぞ」

『うん、わかってる』

みんなには見えないからだれも何も言わないけど、
1人だけ、私と同じところ見てる子がいた

同じクラスで、おとなりに住んでる
髪の毛まっくろで、ツンツンしてる子

なんだっけ名前…

めぐみ、くん？

あ、そうだ
私の友だちがみんな「クールでカッコいいよね！」って言ってた子だ

めぐみくん、呪霊見えるのかな

『めぐみくん、おはよ』

「…だれ」

『如月Aだよ、同じクラスの』

「知らね」

『ガーン』

うわ、ショックでガーンって言っちゃった
めぐみくんが変な目で見てくる

『めぐみくんさ』

「なんだよ」

『あれ見えるの？』

「…は？」

『呪霊』

さっきまでツーンってしてたのに
呪霊の話したらびっくりしてた
やっぱり見えてるんだ

「おまえも見えんの？」

『見えるよおっきくなったら、こーせん行くの』

「どこだよそれ」

『ねぇねぇめぐみくん友だちになろうよ』

「なんでだよ」

『呪霊見える友だち、いないから』

「別に見えない友だちでもいいだろ」

『…めぐみくんと友だちになりたいの！
呪霊とか、かんけいなくても！』

「おまえ声デカい！！」

『……めぐみくんの方が大きいよ？』

「…」

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