学級委員とクズマスク【歌い手】【うらたぬき】 (ページ5)

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この学校も、体育祭シーズンを迎えようとしていた。

運動部(特に陸上部)は、いつにも増してやる気を出して練習に励んでいた。

正直面倒だ…。

なんでみんな揃いも揃って走って点数競うだけのだるい行事にマジになってんの

わけわかめ(☝＾ω＾)=☝

翌日
朝のHR。

担任が黒板に【体育祭実行委員】と書いた。

「体育祭シーズンということで体育祭実行委員を決めます。候補者はいますか？」

私と同類(体育祭面倒くさい勢)も、あんなにマジになってた運動部も、クラスに数人いるマジメ達も

手を挙げなかった。

「…ってことになるのはわかってたので事前に決めておきました。拝んでもいいですよ…」

と言いながら、黒板に名を書き出した。

「浦田と嫺なー。嫺は自分の普段の素行を恨むんだな。浦田はまぁー…な？やってくれるんだろ？結局」

気のせいだろうか、どこからか小さく舌打ちのような乾いた音が聞こえた気がした。

『…？』

周りの奴らは何も反応してないしやはり気のせいだったのだろうか…

ってそれより

『私そんな素行悪いですかね。』

ただてさえだるいのに実行委員とかたまったもんじゃない

しかも浦田とだよ。だるさ8倍。

もしさっしの舌打ちが嫉妬した女子とかだったら代わってやりたいよ

「他の奴らからいろいろ聞くからなぁお前の話」

『…いい大人がガキの嘘間に受けてんじゃねーよ』

その後、担任の雷が落ちたのは言うまでもない