私と彼と②【ダイヤのA】 (ページ27)

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72話＊ページ27

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頬にキスをされてから、私の顔周りをあっちこっちキスの嵐。
くすぐったくて、ムズムズする。
なんか大きい犬みたい。

『…か、ずや、くっ…』

「ん？」

耳元を舐めたり、首筋を舐めたり、いやらしいことをしてくる。
くすぐったさの中に、少しゾクゾク感じる時もあって変な声が出そうになる。

『…やっ…』

「やだとか言いながら、感じてんだろ」

『ちが、う』

「だったら素直になるまで、続けるまでだな」

我慢しながら抵抗しているが、一也くんはバレバレみたい。そんな私に対抗して、どんどん攻めてくる。そして私を抱き抱えてベッドへ移る。

『えっ、ちょ…！！！』

「暴れんな、落ちるだろ」

『…～っ』

私はされるがまま、ベッドへ。腕を拘束されて、またキスをされる。口元から、首筋へ、色んなところを舐めたり。一也くんの吐息にドキドキして、なんというかいやらしい。ただでさえイケメンだというのに、色気を見せつけてくる。

『あっ…んっ…』

気づけば一也くんは、上半身は服を脱いでいて半裸になっていた。
鍛えられてたくましくなった身体。

「なにジロジロみてんだよ、やらし～」

『なっ！…脱いだのはそっちでしょ…』

「とか、言いながら、身体は正直だろ」

『…やっ…あっ』

それから、私の着ていた服を意図も簡単に脱がしていく。手慣れたように思った、もしかして何回もこういうことをやってきたのかな、なんて虚しくなりながらも。

「安心しろ、俺だって初めてだっての」

この日のためにどうやら色々勉強してきたらしい。なるほどなら納得がいく。

『優しく…してください』

とお願いすれば、プツンと、理性が切れてしまったのか、一也くんは思うがままに私を犯していく。
胸を優しく揉んで、乳房を舐めて、快感を覚える。これで初めてだなんて、どんなテクニックを身につけたんだ。てっきり野球しか出来ないかと思っていたのに。

『ひゃ…っあ』

感じたことのない気持ちよさ、これを続ければイクのだろうか。どうなってしまうのだろうか、私は。少しの不安と、興奮。

「怖い…か…？」

『大丈夫…平気』

「無理すんな」

『…うん、』

何もかもが手探りで、何があってるのかとかどうしたら気持ちよくなれるのかとか。そんな中私達は、お互いを求め合った。

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