くまさんの小説風占い！ (ページ8)

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「えっーと、君がルフィ……君？」

大きなリュックサックを背負ってニコニコしている男の子を目の前にミヨは言った。

大きな目を輝かせたルフィ君はエースと違って、可愛い感じがした。

一瞬本当に兄弟かと疑うくらいだ。

「おうっ！お前がミヨか？エースの友達なんだろ？」

前言撤回。

やっぱエースの弟だ。

初対面でしかも年上の人に対して、初っ端からタメ口とかもうエースそのものだ。

まぁ、一週間でも一緒に暮らすこっちとしてはこういう感じの方が楽かもしれない。

とりあえず、ルフィ君を家にあげるとお風呂の場所とか寝るところとかを教えた。

ちなみにルフィ君が寝るところは、昨日のうちに掃除しておいた。

昨日まで、物置として使っていたが掃除をすれば、私が寝ている部屋とあまり変わらないので
大丈夫だろう。

「って、あれ？ルフィ君。どうした？」

説明し終わった後、うーんと考え込む姿勢を取り始めるルフィ君。

何処か分かり難かったかもしれない。

もう一度、説明しようと思った時ルフィ君が口を開いた。

「？おかしーな、エースから聞いたミヨってもっと口が悪いとか、怒ったら怖いとか言ってたのに、全然違うぞ？」

「何を吹き込みやがったエースめ。一週間後、絞め殺してやる。」

「あ、やっぱ怖ェな！にししっ！」

二度めのエースへの殺気を覚えた。

呑気に笑うルフィ君に、睨みをきかすがまだニコニコ笑っているため、どうでもよくなった………

なんていうと思ったか。

エースめ、覚えてろよ。

そんな感じでルフィ君と馴染むことができた。

案外やっていけるかもしれないなんて少し思う。