影桜と元暗殺者の初恋 ページ6
ほとんど会話ばっか
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『ねぇジャーファル。ずっと気になってたんだけどさ』
ジャ「何ですか?」
『その花の耳飾り的なもん、なに?』
ジャ「あぁ、これですか。懐かしいですね……」
『…懐かしむのは後にしておくれよ』
ジャ「すみません。…これはですね、私の初恋の人の私物です」
『……え?ジャーファルそんな趣味あったの?』
ジャ「違いますよ!相手から渡されたんです」
『"次に会う時まで、これを持っていて"。みたいな?』
ジャ「まぁそんな感じですね」
『暗殺者でも恋するんだ』
ジャ「恋愛は個人の勝手でしょう。…それに、相手も暗殺者でしたし」
『え。なにそれすごい』
ジャ「けど途中で彼女は姿を消しました。ほとんど私のせいですけど」
『ふーん…。……じゃあさ、貸してよ!』
ジャ「え!?ダメに決まってますよ!」
『別にその耳飾りとは言ってないよ!?何か彼女に渡したい物とかある?』
ジャ「え?えーと……ではこれで」
『手紙?いいのぉ?これで』
ジャ「はい。…しかし、何故いきなり?」
『勘だよ勘』
ジャ「嘘くさいですね。未来でも視ました?」
『ホントだよ。てか未来視るのは疲労激しいしきらーい』
ジャ「そうですか…。なら、Aの勘を信じますね」
『うふふ。ありがとうねぇ』
ジャ「はいはい。頼みましたよA」
『もっちろん!』
・
(そんな約束を交わした数ヵ月後)
(煌にて、影桜と藍色は出会う)
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花の耳飾りは、鬼徹の白澤の右耳についてる古銭の耳飾りの
花バージョンと思ってください
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作者名:弱虫道化師 | 作者ホームページ:
作成日時:2014年4月4日 16時