【マギ】光側の半堕転したマギ番外編 (ページ5)

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影桜と黒いマギの独白ページ5

半分堕転したばかりの頃
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ジュダルside

銀色の、影を操る女

影桜一族の末裔のA

Aは堕転した。半分だけ

理由は知らない

ジュ「なあA。散歩行かね？」

『浮遊魔法でね。あ、もちろんジュダルの魔法だよ』

ジュ「なんだよー。Aだってマギだろ？」

『防壁魔法が常に発動できないのはマギとは言わないよ』

果実を食べながらそう言うA

オレだって実のところ知らない

本当にAはマギなのか

でも、アル・サーメンのじじい共が言ってた

≪どの時代も四人目のマギは影桜一族と決まっております≫

とか。

ジュ「その林檎、紅玉だろ？」

『あれ。知ってるんだ』

ジュ「オレがババアにあげたからな！」

『紅玉はババアじゃないよ。可愛い子さ』

ジュ「Aに比べたらババアだぜ？」

『僕はそんな可愛い子じゃないよ』

絨毯の上には、オレとAだけ

……今なら聞けるか？

半堕転した理由

『言っとくけど教えるつもりは毛頭ないよ』

ジュ「うおっ。お前視るんじゃねーよ」

『はっはっは！ジュダルの顔に出ていたよ！』

ジュ「は！？」

『もちろん嘘だけど』

ジュ「テメェ……」

『そんな怒らないのー』

…やっぱり聞けそうにもないな

聞こうにも心視られたらそれまでだ

今は、この二人の時間を楽しんでおくか

どうせ帰ったら紅炎のやろーに連れて行かれるんだからな

･

(この空から突き落としてもきっとお前は)
(困ったように笑うんだろうな)