【テニプリ】トリップガールのヒロインポジはゆるふわモテ系ガールがかっさらっていったようですよ？

23rd「校内で日吉の声が聞こえたら死んでしまうと思うよ」 ページ33

ぐるぐる悩んでいても仕方がない、べ様もなかなか良いこと言うんだな。


「なにこれ、オートロック？」

「えぇ、そうです。」

日吉はべ様からカードキーを受け取ってドアに差し込んだ。

そういや、ファンブックにオートロックって書いてあった気がする。

「ガチャリ」と音がして日吉はべ様と私をエスコートするように、体をドアに傾けてドアを開けた。

「うわ、凄…。」

ファンブックに書いてあったと通りの豪華な部室。

入った所には長椅子と沢山の丸椅子があり、巨大スクリーンや投影機、多分乾や蓮二が喉から手が出る程欲しがるであろう、巨大な資料棚に莫大な量の選手や試合のデータ。

「どうだA。立海とは一味違うだろう？」

何だか、すっごく氷帝に転校したくなるような部室を見せつけられてしまいました部長…。

「じゃあ、Aはここ座ってろ。」

「あ、はい。」

まだ、皆外で練習しているらしく、キレイに並べられている丸椅子は1つも埋まっていなかった。

「日吉、ここ良い？」

さりげなーく(いや、かなりワザとらしいかもしれない)日吉の隣をキープ。
これ鉄則。
いくら私の未来に日吉攻略ルートがなくても、こなせるイベントは積極的にコンプしていかないと！
⋯スペシャルCGくらいはゲットできるかもしれないし。

取り敢えず、この広い部室には私と日吉二人きり(別に取って喰おうとかは考えていない)。
べ様は放送かけて来るとか何とか言って、行ってしまった。

校内で諏訪部ボイスとか何だよそれご褒美じゃねーか。

「ねーこくじょーだぜー るーるーるー」

かなりテンションが上がってしまって、思わず鼻歌を口ずさんだ。



『なんの歌ですか、ソレ。』

『げ⋯猫駆除のお歌。』

『へぇ⋯。』

『日吉も一緒に歌う？』

『エンリョしときます。』




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空耳が好きです(笑)

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ハイテンションな樺地

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